改憲=国民投票法制定阻止!
中央公聴会粉砕!

4・5 国会前闘争に唯一決起

 4月5日、衆議院において国民投票法案中央公聴会が強行されようとしていたまさにそのときに、全学連は国会前闘争に起ちあがった。
 安倍政権は、12日に衆院憲法調査特別委において、13日には衆院本会議において採決を強行するために、「国民の意見を聞いた」という体裁をつくることを策して、この日の公聴会を強行しようとしたのだ。まさにこの公聴会は、衆院採決に向けたセレモニーにほかならない。
 全学連は、こうした公聴会の反動性を暴きだし、闘争放棄を決めこむ既成指導部を弾劾して、この日の闘いを日本の学生・労働者の最先頭でたたかいぬいた。

改憲・国民投票法の制定を絶対に阻止しよう!
中央公聴会粉砕! 衆院採決阻止!



 すべての労働者・学生・市民のみなさん!
 首相・安倍は、日本国憲法の改悪にむけての突破口をきりひらくために、国民投票法を今国会においてなにがなんでも制定しようと血眼となっている。政府・連立与党は、〈四月十二日には委員会採決、十三日には衆院採決〉という採決日程を居丈高にも突きつけている。もはや、一刻の猶予もない。衆院採決にむけたセレモニーとして開催されようとしている中央公聴会を粉砕するために、われわれは断固としてたたかおうではないか! 国民投票法の衆院採決を絶対に阻止せよ!
 〈戦争放棄・戦力不保持〉を謳った憲法第九条の破棄を核心とする憲法改悪を許すのか否か――まさにいまが歴史的な一大決戦のときである。日本版ネオコン安倍政権がたくらむ憲法改悪こそは、日本をアメリカとともに〈戦争をやれる国〉へと現実的に飛躍させるための一大反動攻撃にほかならない。反戦・平和を希求する日本民衆の命運をかけて、いまこそ、われわれは学生・労働者・市民の力を結集し改憲阻止闘争の大高揚を絶対にきりひらくために闘志を燃やしてたたかいぬこうではないか!

“ブッシュ押しつけ憲法”の制定を断じて許すな!

 日本版ネオコンたる安倍政権は、日本国家をアメリカとともに〈戦争をやれる国〉に現実的に飛躍させるために、いままさに憲法改悪に猛突進している。自民党の改憲案なるものは、「集団的自衛権行使の合憲化」を迫っているブッシュ帝国の要請にこたえて、現行憲法第九条を破棄し国軍の保持と「集団的自衛権」の名のもとに日本国家の「交戦権」(=軍事力の行使!)を明記することを核心的内容とするものにほかならない。さらに、それは「公共の福祉」の名のもとに基本的人権などの諸権利を「制限」=剥奪し、「国防の責務」を国民が負うことをも大前提のものとしている。まさに、日米新軍事同盟に見合うかたちでの改憲、すなわち“ブッシュ押しつけ憲法”を制定するためにこそ、安倍政権は今国会で国民投票法を成立させようと血道をあげているのだ。
 この国民投票法(与党修正案)は単なる改憲手続き法では断じてない。まさにその核心は、改憲案を何としても成立させることを狙って、現行憲法に謳われている「国民の過半数」規定を――最低投票率を設けることなく――「有効投票の過半数」などとデタラメに解釈がえをすること、改憲派がカネにものをいわせて改憲案の大宣伝をおこなうシステムをつくりだすことにある。さらに公務員労働者・教育労働者の改憲反対運動を禁じるために「罰則」を設けるとともに、あらゆる改憲反対運動を徹底的に弾圧するために「組織」の「買収及び利害誘導罪」を盛りこんでいるのだ。現に自民党のファシスト船田が吠えたてているではないか――「自治労や日教組に自由にビラや機関誌をださせるな!」と。まさにこの国民投票法なるものは、基本的人権の「制限」を謳う改憲案の内容を先取りするものにほかならない。

◆日米新軍事同盟の対中・ロ攻守同盟としての強化反対! 安倍訪米阻止!

 首相・安倍は、4月27日にも訪米しようとしている。まさにそれは、ブッシュ帝国の「属国」として、日米新軍事同盟を対中国・対ロシアの攻守同盟として現実的に強化することをブッシュにあらためて誓約するための“ブッシュ詣で”にほかならない。
 イラク・ムスリム人民の勇猛果敢な反米レジスタンスによってイラク戦争・軍事占領の敗北を喫したブッシュ帝国は、アングロアメリカン同盟の盟友たるブレアのイギリスがイラクから遁走を開始するという事態に直面している。まさにイラク開戦以来形成されてきた米英日のハーケンクロイツ同盟が最後的に瓦解したのだ。
 窮地にたつブッシュ帝国にたいして、「大国ロシア」の復権をはたしたことへの自信をみなぎらせているプーチンのロシアが、中国との同盟的結託を基礎に、石油・天然ガスを武器にしてブッシュ帝国にたいする大逆襲にうってでいる。プーチンは、中東における失地を回復するためにイランばかりか、サウジアラビアとの関係強化にさえ走っている。さらにはアメリカがミサイル防衛システムを配備しようとしているポーランド、チェコにたいする軍事的圧力を強化しているのだ。このロシアを支えている胡錦濤の中国もまた核軍事力の強化に突進しているのだ。
 まさに反米の国際包囲網の形成に拍車をかけている中国・ロシアに対抗するために、もはやヨレヨレのブッシュ帝国は、アメリカ同盟体制のたてなおしに血眼となっている。このブッシュ政権の差し金で、すでに日本とオーストラリアは「日豪安保共同宣言」を交わした。それは、米豪軍事同盟と日米軍事同盟とのリンク=米日豪三角軍事同盟が形成されたことを意味するのだ。
 まさに、来たる日米首脳会談と、それに直続する日米安保協(2プラス2)こそは、ブレアの離反ゆえに国際的孤立を深めているブッシュが、日米新軍事同盟を対中国・対ロシアの攻守同盟として強化するために、安倍を日米安保の鎖でさらにきつく締めあげる儀式にほかならない。 
 われわれは、首相・安倍の訪米を断じて許してはならない。日米首脳会談・日米安保協を絶対に粉砕しよう!

日共系の〈反安保〉なきインチキ「護憲」運動をのりこえたたかおう!

 すべての労働者・学生・市民のみなさん! 憲法改悪阻止闘争の大爆発をかちとるためにたたかおうではありませんか! 日米安保同盟を是認し改憲を腹の内では支持する「連合」高木指導部を弾劾し、日共中央による闘いの議会主義的な歪曲をのりこえたたかおうではありませんか! 
 日共の不破=志位指導部は、国民投票法を「九条改憲と地続きの悪法」などと主張してはいる。だがしかし、彼らは国民投票法の与党修正案にたいして「不公正・非民主的な仕組み」(志位)というように、もっぱら“あるべき国民投票法”の節穴から与党修正案を問題にしているのだ。まさにそれは、政府・与党による法案の修正への幻想を煽りたて、この法案それじたいのネオ・ファシズム的本質をおし隠す犯罪的な立ち回りいがいのなにものでもないのだ。
 そもそも、日共指導部の「憲法改悪を許さないたたかい」の方針なるものは、たとえ彼らが「海外で戦争をやれる国づくり反対」といっているのだとしても、自衛隊を「海外で平和的に活用する」という代案や「日米安保条約の建て前(=日本防衛)通りの運用」を求めるという代案と一対のものにほかならない。まさに「護憲」を主張しながらも、「自衛のための戦争」を積極的に是認するというのは、憲法改悪に反対する運動を内側から破壊するものではないか。ここにこそ、彼らの「護憲」なるもののインチキ性が、いやその反動性が露わとなっているではないか。
 〈反安保〉を完全に放棄した日共系のインチキ「護憲」運動をのりこえ、いまこそ憲法改悪とそのための国民投票法の制定を阻止するためにたたかうのでなければならない。
 日本版ネオコンの安倍政権は、この憲法改悪の策動を、日米新軍事同盟の強化の策動、さらにはネオ・ファシズム反動化のための諸々の攻撃と一体的にしかけている。まさに日本をアメリカとともに〈戦争をやれる国〉へと現実的に飛躍させるための一切の攻撃をうち砕くためには、改憲・国民投票法制定阻止、日米新軍事同盟の強化反対、ネオ・ファシズム反動化阻止を一体的任務とするのでなければならないのだ。
 まさにわれわれは、改憲・国民投票法制定阻止の闘いを、〈反安保〉の旗を高々と掲げ、〈反戦反安保・ネオファシズム反動化阻止〉の闘いとして創造し、もって安倍ガタガタ政権の打倒をめざしてたたかおうではないか!
(2007年4月5日)
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