改憲=国民投票法制定阻止!
日米新軍事同盟の強化反対!

4・29 労働者・学生統一行動

◆集団的自衛権行使の合憲化反対!
◆日米安保協議委員会(2プラス2)粉砕!
◆米軍再編推進法の制定阻止!
◆中国・ロシアの対米対抗の核軍事力増強反対!
◆〈基地撤去・安保破棄〉めざしてたたかおう!
◆ネオ・ファシズム的反動化阻止!
◆日共系の「反安保」を放棄したインチキ護憲運動をのりこえたたかおう!
◆安倍政権打倒をめざしてたたかおう!
 4月29日、全学連は、反戦青年委員会のたたかう労働者とスクラム固く、アメリカ大使館、国会・首相官邸にたいする戦闘的デモンストレーションに決起した。
 27日には、首相・安倍がアメリカにおもむき、アメリカ大統領ブッシュにたいして「かけがえのない日米同盟をゆるぎない同盟として強化する」ことを宣言した。これはまさに〃日本隷属国化〃の宣言にほかならない。アメリカとともに日本を「戦争をやれる国」へと飛躍させるための憲法改悪=国民投票法制定に突き進む安倍政権にたいする怒りに燃えて、全学連・反戦青年委員会は国会・首相官邸にたいして怒りの拳を叩きつけた。
 日共中央は、「憲法改定や改憲手続き法案の賛否をこえて、『拙速をさけて徹底審議をせよ』というのが国民の多数です」と称して、国民投票法制定阻止の闘いを「慎重審議」要求運動というべきものに歪曲していた。こうした日共系の「慎重審議」要求運動をのりこえ、全学連・反戦青年委は、反安保の旗高く、首都中枢を席巻したのだ。


改憲=国民投票法制定阻止!
日米首脳会談─日米安保協粉砕!
4・29労働者・学生統一行動に起ちあがろう!



 すべての学生のみなさん! 労働者・学生の反対の声を踏みにじって、国民投票法案の衆院採決を強行(十三日)した安倍政府・与党はいま、参院での採決=成立にむけ全体重をかけて突進している。「戦争放棄」を謳った現行憲法第九条を破棄し「交戦権」の復活を核心とする新憲法を制定するためにこそ、国民投票法の制定につきすすんでいるのが安倍政権なのだ。
 憲法施行六十年を迎える今日、日本をふたたび〈戦争をやれる国〉にすることを許すのか否か―私たちは重大な歴史的局面に立たされている。憲法改悪阻止の闘いは、いまや一大決戦のときを迎えようとしている!
 憲法改悪阻止・国民投票法制定阻止の闘いに、すべての学生はたちあがろう! 日米首脳会談―日米安保協(2プラス2)粉砕! いざ、4・29労学統一行動へ!

◆ブッシュ押しつけ憲法$ァ定反対!

 安倍政府・与党は、国民投票法案の参院採決を一刻も早くなしとげるために、連日にわたり特別委員会での審議を強行している。これと同時に、「集団的自衛権行使」の合憲化を現実的になしとげるために「有識者会議」を訪米前にたちあげようとしている。この両者を手土産にして、米大統領ブッシュとの首脳会談に臨もうとしているのが首相・安倍なのだ。
 イラク軍事占領の大パンクをつきつけられ、「盟友」ブレアのイギリスのイラクからの遁走(米英日ハーケンクロイツ同盟の瓦解)という事態にも直面しているブッシュ政権。まさにこのブッシュ政権の足下を見透かしながら中国・ロシアが、イラン・ベネズエラをはじめとする全世界の反米諸国を束ねるとともに、対米対抗の核軍事力増強に突進している。「一超」世界支配の崩落の危機にあえいでいるブッシュ政権は、まさにそうであるがゆえにアメリカ同盟体制の再構築に、とりわけ日米新軍事同盟を対中・対露の攻守同盟として強化することに血眼になっているのだ。そして、この日米新軍事同盟に見合うかたちにおいて憲法を改定することを安倍政権に迫っているのだ。
 この要求を渡りに船として、安倍政権は憲法改悪に、そしてそのための国民投票法制定にかさにかかって突進している。
彼らは、憲法第九条の破棄=「交戦権」の復活を核心とする自民党の新憲法案を国民投票でなにがなんでも承認させることを目的として、国民投票法案に数々のカラクリをもりこんだ。どれほど低い投票率であっても改憲案が承認されたことにするために、最低投票率規定を設けず、さらに改憲要件を定めた憲法第九十六条の「国民の過半数」規定を「投票総数の過半数」へと改ざんした。しかも、自治体労働者や教育労働者の改憲反対運動を叩きつぶすために、公務員および教育者の「地位利用による国民投票運動の禁止」とか、国家公務員法・地方公務員法(「公務員の政治的行為の制限」を定めたそれ)の適用とかをもりこんだのだ。
自民党議員・船田は絶叫した―「自治労や日教組にビラや機関紙の配布などの政治活動を自由にやらせてはいけない」と! まさに、国民投票法制定を待たずして、いま現に改憲反対の運動を根絶するために労働組合にたいする恫喝をくわえているのが権力者たちではないか。
 安倍政権は国民投票法制定への突進とまさに軌を一にして、「現行憲法のもとでも集団的自衛権行使が可能なケース」を「研究」する「有識者会議」を―ブッシュに報告するために―訪米前に立ち上げることを宣言した。すでに日本権力者は、自衛隊に米軍と共同して戦闘行動を担わせる決意をこめて、米軍への融合=一体化の策動をすすめてきた。イラクにおける航空自衛隊の米占領軍支援、対テロ専門部隊=陸自中央即応集団の発足(その司令部は座間基地に移転され米軍前線司令部と一体化させられようとしている)、中国への攻撃計画にもとづく数々の米日の合同軍事演習……。このような諸攻撃を強行してきたことにふまえ、現実的に米軍とともに血を流す軍隊≠ヨと自衛隊を飛躍させるために、「集団的自衛権行使」の合憲化にふみきろうとしているのが安倍政権なのだ。
「任期中に憲法を変える」ことを呼号する日本版ネオコン・安倍政権のもとで、これまでを上回る巨大な改憲の濁流が押しよせている。日本をアメリカとともに〈戦争をやれる国〉へと現実的に飛躍させてゆくための憲法改悪の攻撃を、総力をあげてうちくだこうではないか!
四月十七日、伊藤・長崎市長が、暴力団関係者と自称する男の放った凶弾に倒れるという事件が発生した。選挙事務所の前で、多くのマスコミも取りまく衆人環視のなかで、この事件はひきおこされた。
自民党の後押しで当選した伊藤市長は、最近では「アメリカは核軍縮の先頭に立て」と主張したり、安倍内閣閣僚の「核保有」発言を批判したりもしていたという。
この長崎市長殺害事件は、安倍政権による憲法改悪への突進と果たして無縁であろうか。
憲法第九条を歴史の屑カゴに放りこむとともに、「戦争をやれる国」にふさわしい国家総動員体制を創出するために「思想・信条の自由」「集会・結社の自由」および「言論の自由」を剥奪するという〈戦争と暗黒支配の時代〉の到来を、この事件は告知するものにほかならない。
私たちはこうしたネオ・ファシズムの暗黒支配を許さないために、いまこそ憲法改悪阻止の闘いの勝利をめざして全力でたたかうのでなければならない。

◆日米首脳会談―日米安保協の開催に反対しよう!

 私たちは、同時に、日米両権力者による日米新軍事同盟の対中・対露攻守同盟としての強化に反対するのでなければならない。そのために、日米首脳会談―日米安保協の開催に反対しよう。
 「一超」世界支配の崩落の危機にあえぐブッシュ帝国に対抗して、「大国」としての復権を果たしたプーチンのロシアが―胡錦濤の中国との結託を基礎にして―逆襲を開始している。石油・天然ガス資源を武器として中東諸国や旧ソ連諸国を束ねているだけではない。ロシアは中国にたいする軍事技術供与をもすすめ、これを支えとして中国が人工衛星爆破実験を成功させた。中・露両国は、アメリカの核軍事システムの中軸をなす軍事衛星網に風穴をあける力を手に入れつつあることをみせつけたのだ。両権力者は八月九日にも、中・露・中央アジア諸国からなるSCO(上海協力機構)の史上初の合同軍事演習を強行しようとしている。
 いまや軍事力における圧倒的優位をおびやかされていることにおののくブッシュ政権は、日米軍事同盟を中国にたいしてのみならず、台頭するロシアにも対抗する攻守同盟として強化しようとしている。そして安倍政権は、東アジア経済圏の覇権を中国に奪われアジアの孤児≠ニ化した現状からの巻き返しに転じるために、ブッシュ政権と心中する覚悟をかためているのだ。
 日米新軍事同盟の対中・対露攻守同盟としての強化をうたう日米首脳会談―日米安保協の強行を許すな!

◆既成反対運動の惨状をつきやぶろう!

 憲法改悪という一大攻撃がうちおろされている今日このときに、「連合」指導部は改憲反対の運動をいっさいつくりだそうとしていない。「連合」会長・高木じしんが、内心では改憲を歓迎しているのだ。しかも、この「連合」傘下の自治労や日教組の指導部は、自民党議員たちが「自治労や日教組に改憲反対の政治活動をやらせない」と恫喝をくわえていることに完全にちぢみあがってしまっている。日本共産党中央はといえば、翼下の反対運動を、「拙速審議反対」を要求しての院内かけひきを尻押しするものへとおしゆがめているありさまではないか。反対運動は総体としてきわめてピンチだ。この惨状をつきやぶり、私たち学生が先頭にたって憲法改悪阻止の炎をまきおこそう!
 日共中央は、国民投票法案・与党案に公務員や教育者の活動制限に関する条項がもりこまれていることについて、改憲反対運動をたたきつぶしネオ・ファシズム国家のもとに一元的に統合していく企みにつらぬかれたものとして問題にすることがなんらできない。国民投票という「国民の主権の行使」を侵害する「不公正・非民主的」なシステムづくりだから反対というのが彼らの主張なのだ。だが、国民投票そのものは「主権の行使」として肯定したうえで、その権利が保障されていないから反対などというのは、まさに自民党改憲案を承認させるためにこそ「国民投票のルール整備の必要性」を声高に叫んでいる政府・権力者の土俵にみすみす乗っかり、国民投票法制定の攻撃を補完する犯罪的な意味をもつのだ(現に日共中央に従属している「全労連」指導部は、国民投票法案の「修正」を政府・与党に要求している始末である)。
 日共中央の「アメリカいいなりに海外で戦争をやれる国づくりのための憲法改悪反対」なる方針じたいもデタラメだ! それは、日米安保条約の「建て前」=「日本の防衛」からはみだす「海外での戦争」に反対するという内実のものなのであって、裏から言えば日米安保条約の「建て前」通りの運用を政府にお願いしているのが彼らなのだ。実際彼らは「日本の防衛」のための「自衛の戦争」については積極的に是認している。「反安保」を完全に抜き去ったこのようなインチキ「護憲」方針は、今日権力者が日米新軍事同盟に見合う内実に憲法を改悪しようとしているなかで、これにたいする反対運動をその内側からほりくずすことをしか結果しないではないか!

◆改憲阻止・反戦反安保闘争の爆発をかちとろう!

 すべての学生のみなさん! いまこそ既成の改憲反対運動の沈滞をのりこえ、憲法改悪阻止のたたかいの大爆発をかちとるために奮闘しよう!
 国民投票法の参院採決をなんとしても阻止しよう! 国民投票法案の与党案は、まさに自民党の改憲案が国民投票において万に一つも否決されることのないように、徹底的に改憲反対運動をたたきつぶし改憲の地ならしをする野望につらぬかれた極反動的なシロモノだ。国民投票法制定の攻撃それ自身が、憲法大改悪という巨大な攻撃の一環をなすのだ。改憲に反対し〈戦争と暗黒支配の時代〉の到来を許さない意志をつらぬくためには、いま・ここで私たちはたちあがらなくてはならないのだ!
 憲法改悪反対=国民投票法制定阻止の闘いを〈日米新軍事同盟の対中・対露攻守同盟としての強化反対・ネオファシズム的反動化阻止〉の方向性をさししめしつつたたかおう! 
 日米首脳会談―日米安保協粉砕! MDシステムの構築反対! 米軍再編推進法案の参院採決を断じて許すな! 
 日米新軍事同盟の強化に反対すると同時に、中国・ロシアの対抗的な核軍事力増強にも反対しよう! 中国首相・温家宝は、「戦略的互恵の具体化」と称して日本権力者と握手を交わしつつも、台湾にたいしては手をださせないという意志をつきつけた。こうした外交攻勢とともに彼らは、台湾をターゲットとした八百発のミサイルを配備するのみならず、宇宙軍拡≠ノまで突っ走っているのだ。このような対応は、東アジアの、そして世界の戦乱の危機を倍加するものにほかならない。〈米―中・露新対決〉下の戦争的危機をつきやぶる労働者・人民の国境を越えた団結を創造する立場(労働者国際主義の立場)に立脚し、日米新軍事同盟の法的根拠をなす日米安保条約の破棄をめざしてたたかおう!
 たたかう労働者と連帯し、ガタガタ安倍政権の打倒をめざしてたたかおう!
 4・29労学統一行動にたちあがろう!  (4月23日)
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