憲法改悪阻止!
日米新軍事同盟の強化反対!

6・17 労働者・学生統一行動

2名の学生の不当逮捕弾劾!
「戦争をやれる国」づくりのための治安弾圧を許すな!

◆集団的自衛権行使の合憲化反対!
◆MDシステムの日本・中欧への配備反対!
◆〈基地撤去・安保破棄〉めざしてたたかおう!
◆ブッシュ帝国のイラク占領の継続を許すな!
◆「反安保」を完全放棄した日共系インチキ「護憲」運動をのりこえてたたかおう!
◆安倍ネオ・ファシスト政権打倒をめざしてたたかおう!
 6月17日、全学連は、反戦青年委員会に結集する労働者とスクラム固く、国会・首相官邸、アメリカ大使館にたいする戦闘的デモンストレーションをたたかいぬいた。
 警察権力は、わが労学の闘いに憎悪をたぎらせ、「公務執行妨害」なる容疑をでっちあげて2名の学生を不当にも逮捕した。安倍政権は、わが労学の闘いを「戦争をやれる国」づくりにとっての決定的な障害物とみなし、弾圧の刃を振りおろしたのだ。
 この警察権力によるファシズム的弾圧を、わが労学は満腔の怒りをこめて弾劾し、この日のデモを断固たたかいぬいたのだ。

改憲阻止! 日米新軍事同盟の強化反対!
米日によるMDシステムの配備反対!

6・17労働者・学生統一行動に起ちあがろう!
政府・自衛隊による反戦運動つぶしのための国民監視を許すな!



 すべての学生のみなさん! 安倍自民党は、参院選に向けたマニフェストにおいて「2010年に憲法改正案を発議することをめざし、国民運動を展開する」ことをうちあげた。年金保険料納付記録不明問題と、汚職まみれの農相・松岡の自殺とに直撃され、参院選を前にグラグラになっている安倍政府・自民党。彼らはこの窮地からの脱出をかけ、「改憲」を前面にかかげての正面突破にうってでているのだ。
 いまや、日本・中欧へのブッシュ帝国によるMD(ミサイル防衛)システム配備の策動を焦点として、米日―中露の軍事的角逐が一挙に激化している。このもとで、ブッシュ政権の要求に応えて日米新軍事同盟の強化につきすすむととともに、これと一体のものとして、日本をアメリカとともに戦争をやれる国≠ヨと飛躍させるために憲法改悪に突進しているのが安倍政権なのだ。
 おりしも6日、自衛隊の防衛相直轄部隊「情報保全隊」が、イラク派兵に反対するわが全学連や市民団体・政党の運動を監視してきた実態が明るみとなった。労働者・学生のいっさいの反戦のたたかいをおしつぶすために、政府権力者が自衛隊を大学キャンパスや労働者・市民の集会にも潜入させ、スパイ=国民監視活動を展開していたのだ! これぞ、政府・権力者による〈戦争のやれる国〉にふさわしいネオ・ファシズム支配体制強化の攻撃、その反人民性の露見であり、憲法改悪の内容を先取りするものだ。政府・自衛隊による、反戦運動つぶしのための国民監視を弾劾せよ!
 いまこそ私たちは、日本のすべての労働者・民衆の未来をかけて、改憲阻止・日米新軍事同盟の強化反対のたたかいにたちあがるのでなければならない!  6・17労働者・学生統一行動にたちあがろう!

◆米日によるMD(ミサイル防衛)システムの配備を許すな!

 安倍政権はいま、ブッシュ政権との「2プラス2」(日米安保協)での合意にもとづいて、MDシステムの一環をなすPAC3(地上配備型迎撃ミサイル)の全国各地の自衛隊基地への配備を、また海上自衛隊のイージス艦へのSM3(洋上配備型迎撃ミサイル)の配備を、労働者・学生の反対の声をふみにじっておしすすめようとしている。イラク軍事占領の完全敗北にあえぐアメリカの足下をみてとって、対米対抗的な核軍事力増強をすすめる中国とロシア。この中・露を軍事的に圧伏するために、いまや数えるほどのアメリカ追従国=属国となった日本と中欧諸国(チェコ・ポーランド)を最前線≠ニして、東西から中・露をはさみこむMDシステム網を配備しているのがアメリカ・ブッシュ政権だ(すでに、ハイリゲンダム・サミット開催直前に、チェコ権力者とのあいだでMDシステム配備を正式に合意した)。このブッシュ政権の策動に積極的に協力しているのが、ブッシュに安保の鎖でつながれた安倍政権なのだ。
 「MDシステムは、北朝鮮の弾道ミサイルから日本を守るための防衛的なもの」などという政府権力者どもの宣伝にだまされてはならない!そもそも、MDを配備しているアメリカは、全世界をすみずみまで網羅する軍事衛星網(GPS)に支えられた圧倒的な核軍事力を保持しているだけでなく、じっさいにそれを用いてイラクやアフガン人民を血の海に沈めてきた世界最凶悪のならず者国家≠ナはないか。こうした核軍事力における圧倒的な優位にたって、中国・ロシアにたいして、弾道ミサイルによるいっさいの反撃を許さずに一方的に核兵器による攻撃を基軸とする軍事侵略を強行する―MDシステムとは、まさにこうした戦争計画にもとづいて配備されているものにほかならない。
こうしたブッシュ政権によるMDシステムのポーランド・チェコ両国への配備を阻止することを狙って、ロシアのプーチン政権は、「MD施設がヨーロッパに配備された場合はこれを核攻撃の目標にする」と発言し、アメリカに真っ向から対抗する意志をしめした。「MDへの軍事的対抗」と称して多弾頭弾道ミサイルや新型巡航ミサイルの実験を強行しさえした。このロシア権力者は、中国権力者と結託し、火星共同探査をシンボルにしてアメリカの軍事衛星を爆破するための共同技術開発にのりだしている。ヨレヨレとなったブッシュ政権が世界支配再興のための最後の命綱とみなしているアメリカの核軍事力。この核軍事力の絶対的基礎となってきた宇宙空間の独占支配に中・露両権力者は真っ向から挑戦する意志をしめしているのだ。
 こうして米日と中露との角逐は、いまや、台湾・中欧などを発火点にして熱核戦争が勃発する危機をも日増しに高めながら、よりいっそう激烈化しているのだ。

〈戦争のやれる国〉への突進
 このなかで、安倍政権は、二十一世紀世界におけるサバイバルをかけて、なによりも中国からアジアの盟主の座を獲得するために、ブッシュのアメリカと心中するという絶望的な道を選びとっている。現に安倍政権は、MDシステム構築、自衛隊の米軍への一体化などの、日米新軍事同盟を現実的に強化するための諸攻撃をふりおろしているのだ。見よ、集団的自衛権行使に関する「有識者会議」においては、アメリカに向かうミサイルを自衛隊のMDシステムで撃破する、PKOなどで他国軍が攻撃された際に自衛隊が反撃する、などの自衛隊が武力行使をする「ケース」が論議されているではないか。まさに、憲法の明文改定を待たずして、「有識者会議」が答申を発表するこの秋にも、アメリカとの「血の同盟」(安倍)にもとづいてアメリカとともに「血を流す国」へ、すなわちアメリカとともに〈戦争をやれる国〉へと日本を飛躍させようと血眼となっているのが、日本版ネオコン安倍政権なのだ。この策動の集大成をなすものとして、憲法の改悪に突進しているのだ。まさしくそれはブッシュおしつけ憲法≠フ制定というべきものにほかならない。
 
◆「反安保」を完全放棄した日共翼下のインチキ「護憲」運動をのりこえてたたかおう!

 安倍政権による改憲総攻撃をまえにして、反対運動はあまりにピンチな状況を呈している。日本最大の労組ナショナルセンター「連合」指導部は、腹のうちでは改憲を支持しているがゆえに、傘下労組が改憲反対運動にとりくむことを徹底的に抑圧して回っているのだ。
 反対運動のリーダーを自任する日本共産党中央は、憲法改悪阻止の大衆的な闘争の組織化を放棄し、いまや7月参院選にむけた選挙宣伝に埋没している。参院選において自党の得票をほんのわずかでも増やしたいがために、共産党中央は、自民党支持者にもすりより、ますます方針を右翼的に緻密化している。彼らは、今日の安倍政権の中枢が「靖国派」ににぎられているなどという分析≠開陳しつつ、「一般的には改憲には賛成という人々」も含めて「靖国派ににぎられた安倍内閣のもとでの九条改悪反対の一点で共同を形成する」などと主張しはじめた。「靖国派」と対立しているとみなした自民党内のリベラル派≠ノさえも秋波をおくり、これらに自党を売りこむことに腐心しているのだ。
 「幅広く」人民を組織しうると称しておしだされているこうした方針にもとづく運動によって、はたして安倍政権による憲法改悪をくいとめることができるのか? 断じて否である。 
 安倍政権はブッシュ政権とともに日米新軍事同盟の対中・対露攻守同盟としての強化にひた走っている。この日米新軍事同盟にみあうかたちで憲法を改悪するということが、改憲攻撃の本質(ブッシュおしつけ憲法=jにほかならない。現時点のMDシステムの日米共同開発・配備を基軸とする日米新軍事同盟の現実的強化に断固として反対することなしには、憲法改悪を阻止することもできないのだ。日共中央のように、―情勢分析上では「アメリカとともに海外で戦争をやれる国づくりのための改憲」といいつつも―改憲反対の方針においては「安保に対する是非を問うこと」を棚上げにする(=「九条まもれ」の一点で共同をつくる)と称して、「反安保」を完全に放棄するというのは、あまりに無力であり、改憲反対運動を内側から破壊するものなのだ。
 彼らは、日米安保条約の建て前を「日本の防衛」とみなし、現存政府に安保の「建て前」通りの運用を要求している。かつては彼らじしんが日本の労働者・人民を侵略戦争にたたきこむ諸悪の根源とみなしてきた安保条約そのものを肯定しているのだ。彼らは、現存日本国家の「安全保障」をいかに実現するか、という立場に立っているのであり、権力者どもが他国に軍事力を行使しても守るべきとおしだしている「国益」なるものの階級性を暴きだすどころか、それをおしかくしてしまうのだ。「北朝鮮の脅威から日本の国益を守るべきだ」とあおりたてる権力者の侵略戦争イデオロギーの前に屈服し、むしろ唱和してきたのが彼らではないか。これでは、自民党「新憲法」制定のために権力者がふりまく「国家の安全保障のために、現実に合わない九条を破棄すべし」という大宣伝によって、労働者・学生たちがイデオロギー的に切り崩されてしまうことを阻止し、改憲阻止の戦列を強化することは絶対にできないのだ。

◆6・17労学統一行動にたちあがろう!

 すべての学生のみなさん!
 私たちはこのような「反安保」を完全に放棄した「護憲」運動をのりこえ、改憲阻止・反戦反安保闘争の爆発をかちとろうではないか! 安倍政権が一体的にうちおろす憲法改悪、MDシステム配備をはじめとする日米新軍事同盟の強化、日本型ネオ・ファシズム支配体制の新たな次元における強化。この三位一体の攻撃をうちくだくために、〈憲法改悪阻止・日米新軍事同盟の強化反対・ネオファシズム反動化阻止〉の旗幟を鮮明にしてたたかおう。
 安倍政権による改憲総攻撃をうちくだけ! 憲法の明文改定を待たずして、集団的自衛権を合憲化する策動を断じて許すな。
 安倍政権がブッシュ政権の要求をうけてめざしている改憲=「新憲法」制定は、日本をアメリカとともに〈戦争をやれる国〉へと飛躍させるために、「自衛軍の保持」を明記し、もって「交戦権」の復活をなしとげることを核心的目的としている。しかも、この日本国軍の米軍と一体となっての対外軍事行動を支えるために、内に向けては国家総動員体制を敷くことを目的として、「公の秩序」の名における基本的人権の制限を公然とうたいあげてもいる。このような「新憲法」の制定を、私たちは絶対に許すわけにはいかない!
 2プラス2合意にもとづくMDシステムの配備や在日米軍基地の強化、日本国軍の米軍への融合=一体化に反対しよう! これらの諸攻撃は、日米新軍事同盟の対中・対露攻守同盟としての現実的強化の攻撃にほかならない。まさしく、日本政府・支配階級が、二十一世紀世界における日本の帝国主義国家としてのサバイバルのための絶対的基礎としている階級同盟、それこそが日米新軍事同盟だ。この日米新軍事同盟の新たな次元における強化は、私たち学生や労働者を、いや世界の労働者・人民を世界大的な戦乱にたたきこむものにほかならず、私たちの利害とは真っ向から対立するものにほかならない。断固として日米新軍事同盟の強化に反対するとともに、その法的根拠をなす安保条約の破棄をもめざしてたたかおう!
 日米新軍事同盟の強化に反対するとともに、これに核軍事力をもって対抗する中・露権力者の反労働者的なたちまわりにも反対しよう! 米―中・露の軍事的角逐そのものを労働者・人民の国際的団結でもって阻止することこそが、第三次世界大戦勃発の危機を突破する唯一の道なのだ。
 愛国心教育・能力主義教育を制度化するための教育四法の改悪阻止!政府・自衛隊による反戦運動破壊のためのスパイ=国民監視を許すな!
 改憲に突進するガタガタ安倍政権の打倒をめざしてたたかおう!
 6月17日、全学連は職場生産点においてたたかう労働者と固く連帯し、国会・首相官邸・アメリカ大使館を包囲するデモンストレーションをおこなう。すべての学生はこの労学統一デモにたちあがろう! 【2007年6月10日】
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