〈ブッシュの戦争〉への参戦継続のための
新テロ特措法制定阻止!


10・21 たたかう労働者と連帯し国会包囲デモを実現

◆日本国軍はインド洋・イラクからただちに撤退せよ!
◆日米新軍事同盟の強化反対!
◆MDシステムの配備を許すな!
◆憲法改悪阻止!
◆政府・文科省による教科書からの沖縄戦「集団自決」の「軍命」記述削除を許すな!
◆小沢民主党にすがりつく日共中央弾劾!
◆福田内閣打倒をめざしてたたかおう!
 10月21日、全学連は、反戦青年委員会のたたかう労働者とスクラム固く、福田政権による新テロ特措法制定阻止を掲げて、国会包囲デモを実現した。

〈ブッシュの戦争〉への参戦継続のための新テロ特措法制定阻止!
学園から反戦反安保・改憲阻止の闘いを巻き起こせ!
10・21国会包囲行動に起ちあがろう!


 福田政権は、10月17日にも新テロ特措法案を学生・労働者の反対の声をふみにじって閣議決定し、これに続いて19日にも国会に上程しようとしている。この新テロ特措法の制定を絶対に許してはならない。すべての学生は、たたかう労働者とともに10月21日の国際反戦デーにあわせて開催される国会包囲行動に起ちあがろう!

◆新テロ特措法の制定を絶対に阻止しよう!

 インド洋に派遣されている海上自衛隊が日々くりひろげている米軍支援の反人民的な実態が、次々と暴露されている。かの2003年3月のイラク侵略戦争の開戦時に、イラクに猛爆撃を加え数多の人民を殺戮した米空母キティーホークやミサイル巡洋艦カウペンスは、海上自衛隊からの燃料補給を支えにしてこの攻撃をおこなった。2006年の9月4日に海自補給艦「ましゅう」から燃料を補給された米軍強襲揚陸艦「イオウジマ」は、アフガニスタンにたいする爆撃作戦、イスラエルによるレバノン侵略の支援を強行した。
 まさに日本政府は、585億円もの国民からの巨額の血税をつぎ込んで、米軍によるアフガニスタンやイラクの人民殺戮に直接的に手を貸してきたのだ。「海上給油は武力行使ではない」などという福田政権の答弁はデタラメではないか。海自による米軍支援は、日本国憲法を踏みにじった集団的自衛権の行使そのものであり、それは「対テロ戦」という名の対アフガン・イラク侵略戦争への本格的参戦いがいのなにものでもない。
 しかも、福田政権が提出する新法案からは「国会承認」の条項さえ消し去られている。新テロ特措法に反対している野党勢力が参院では多数を占めているがゆえに、政府に派兵のフリーハンドを与えるというのだ。あまつさえ、この政権は、11月1日の現行テロ特措法が期限切れに追いこまれても「自衛隊に別の任務を与える」などと言い放ち、自衛隊を撤退させずに、インド洋の公海上に超法規的≠ノ駐留させようとしてさえいるではないか。

◆〈ブッシュの戦争〉への参戦継続を許すな!

 首相・福田が、新テロ特措法の制定に血眼となっているのは、11月中にもアメリカを訪問し、〈グローバル・アライアンス(地球大的規模の同盟)〉の盟約にもとづいて、ブッシュに参戦継続を誓約するためにほかならない。
 ブッシュ政権は、イラクのムスリム人民の勇猛果敢な反米・反占領闘争に追いつめられ、ついに「段階的撤兵」に現実的に踏みだした。この惨めな敗北を「名誉ある撤退」とおしだすために、「武装勢力の拠点」と烙印した街を封鎖し無差別殺戮を日々くり返している。アフガンにおいても、タリバンをはじめとする人民の反米レジスタンスに敗退を重ねている。このタリバンの猛攻に追いつめられたカルザイ傀儡政権が、かつての北部同盟の後ろ盾であったロシアやイラン、さらには中国に救いをもとめている。まさにブッシュ帝国の「一超」世界支配は完全に崩落した。
 焦り狂った米軍はISAF(アフガン国際治安支援部隊)のNATO諸国軍をしたがえて、日本の海自補給艦からの燃料補給を支えに猛爆撃とせん滅を強行している。すでにアフガンやイラクの数十万の人々を血の海に沈めたのが、侵略者ブッシュとその共犯者どもなのだ。
 そもそも、アフガン・イラクにたいしてブッシュ政権がしかけた戦争は、悪名高き先制攻撃戦略にもとづいて強行された侵略戦争にほかならない。かの2001年の〈9・11事件〉に逆上したブッシュ政権は、タリバン政権にたいしては「ビンラディンをかくまっている」と烙印し(01年)、フセイン政権にたいしては「大量破壊兵器を保有している」とデマ情報をデッチあげて(03年)、両国の国家主権を傲然と無視して侵略を強行した。このアフガン・イラク戦争は、アメリカが中東石油の独占を狙った中東制覇のための帝国主義侵略戦争にほかならない。これらの国連を足蹴にして強行された不正義の戦争こそは、ユニラテラリズム(単独行動主義)を国家理念としたブッシュ帝国の国家エゴイズムの貫徹いがいのなにものでもない。
 ブッシュ政権が、イスラム教徒を「テロリスト」と烙印し、〈イエス〉の名において侵略を強行したがゆえに、それは現代の宗教=民族戦争としての性格が刻印された。まさにアフガン・イラク侵略を打ち破るために闘うムスリム人民の殺戮を「テロ撲滅」と正当化することは、侵略者の帝国主義的野蛮をしめすものにほかならない。

◆MDシステムの日本配備に反対しよう! 

 「一超」世界支配の崩落にあえぐブッシュ政権は、まき返しをはかるためにミサイル防衛(MD)システムの世界的配備(日本・中欧諸国)に血眼となっている。
 アメリカのイラク軍事占領の最後的破綻を尻目に、中国やロシアは、イランやシリアなどの反米諸国家を深々と抱きこんで反米の国際包囲網を拡大・強化している。今年八月には、この中国・ロシアが主導するかたちで上海協力機構による一大軍事演習を強行した。さらに両国は核軍事力の増強をはかり、アメリカの宇宙空間の軍事的独占支配に対抗するために宇宙軍拡にものりだした。
 まさに、こうした中国・ロシアを封じこめるためにブッシュ帝国は隷属国たる日本をつきしたがえて、日本をアメリカの核のカサのもとにおくとともに、MDシステム日本配備・在日米軍基地の強化に狂奔しているのだ。これにリンクさせて自衛隊基地も強化されている。
 MDシステム搭載のイージス艦の横須賀配備、埼玉県入間基地から代々木公園・晴海埠頭へのPAC3の移動訓練、米陸軍第一軍団司令部の座間基地への移転……。
 アフガン・イラクの人民を殺戮した米軍が自衛隊とともに殺人訓練をくりひろげ、一般道や港湾施設をわが物顔で闊歩している。すでに、金沢大学においては構内を通る県道を自動小銃で武装した迷彩服の陸自部隊が行軍するという異常な事態までもがひきおこされた。まさに日本は戦時下にあるのだ。

◆〈反安保〉を放棄した日共系平和運動をのりこえたたかおう!

 すべてのみなさん。新テロ特措法の制定を阻止しうるか否かは、日本国家が〈ブッシュの戦争〉への参戦を継続することを許すのか否かという重大な問題にほかならない。ブッシュのアメリカによるイラク軍事占領・アフガン侵略を絶対に許すな! 自衛隊は、イラク・インド洋からただちに撤退せよ! 日米新軍事同盟の対中国・対ロシア攻守同盟としての強化に反対しよう! いまこそ反戦反安保闘争に起ちあがろう!
 民主党代表の小沢一郎は、新テロ特措法には反対しながらも「私が政権を取ったら、ISAFへの参加を実現したい」と主張しはじめた。だが、いうまでもなく、このNATO軍主導のISAFは「タリバンせん滅」を掲げて無差別殺戮を強行している。このISAFへの自衛隊参加もまた憲法違反の海外派兵にほかならない。小沢民主党を弾劾せよ!
 この民主党との野党共闘の形成に血眼となっているのが日本共産党の不破=志位指導部にほかならない。彼らがうちだしている新テロ特措法反対の方針は、ブッシュ帝国が、日本やNATO同盟諸国を動員するかたちで強行している「対テロ戦争」という名のアフガン侵略戦争に断固として反対することを完全に欠落させたものにほかならない。彼らは「国連憲章の精神をふみにじった米国の報復戦争」と規定し非難している。けれども、それは「テロ」(9・11事件)にたいする「報復」というかぎりのものでしかない。ブッシュ帝国によるこの戦争が「テロ」への「報復」を名分としながら、その実は中東制覇(とりわけ石油資源制覇)のための拠点を築くことをこそ目的とした帝国主義的侵略戦争にほかならないこと。このことを、彼らはなんら明らかにしえないのだ。
 まさにそれは、彼ら日共指導部が、かのムスリム武装勢力による9・11ジハード自爆攻撃を「テロ」と烙印した帝国主義権力者・支配階級に唱和し、この「テロとの戦い」なるものが日本の「国益」にかなうものであるとみなしているからにほかならない。ただわずかに、「テロ撲滅」のためには、その手段として「国連中心の非軍事での支援策」がふさわしいことを政府に提唱しているにすぎないのだ。
 まさに小沢民主党との野党共闘に血眼となっているがゆえに、彼らは新テロ特措法反対方針から〈反安保〉を完全に抜きさっている。福田政権は、ブッシュ政権との〈グローバル・アライアンス〉の盟約――日米軍事同盟を中露封じこめ・「対テロ戦争」という名の反米諸国家争闘戦という世界的課題に対応する侵略戦争同盟として飛躍的に強化するというそれ――にもとづいて新テロ特措法の制定に血眼となっているのであって、〈反安保〉を放棄することはあまりにも犯罪的なのだ。
 すべての学生のみなさん! 小沢民主党への幻想を煽りたてる共産党指導部を弾劾しつつ、〈参戦継続のための新テロ特措法制定反対・日米新軍事同盟の強化反対・憲法改悪阻止〉を掲げた反戦反安保闘争を大きく創造するために奮闘しようではありませんか!
 ブッシュ政権によるMDシステムの日本配備反対! こうした日米新軍事同盟の現実的強化のための策動に反対するとともに、中国・ロシアの対抗的軍拡にも反対しよう! 米―中露の新たな核軍事力増強競争に反対しようではありませんか! 政府文科省による教科書からの沖縄戦「集団自決」の「軍命」削除を弾劾し、その撤回をかちとるために、9・29沖縄県民集会に決起した巨万の労働者人民と連帯してたたかおう!
 ブッシュ帝国の暴虐を打ち破るためにたたかうアフガン・イラクのムスリム人民と連帯してたたかおう!
 一切の攻撃を打ち砕く闘いを〈ネオ・ファシズム的反動化阻止〉のスローガンのもとに集約しつつ、福田政権の打倒をめざしてたたかおう! (2007年10月17日)
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