米陸軍第一軍団新司令部設置阻止!

12・19 座間現地闘争に決起

◆陸自中央即応集団司令部の移転反対!
◆SM3実射訓練弾劾! 横須賀への原子力空母配備阻止!
◆MDシステムの日本全土への配備反対!
◆日本全土の準臨戦態勢突入を許すな!
◆日米新軍事同盟の強化反対!
◆新テロ特措法制定阻止! 憲法改悪阻止!
◆CX疑獄弾劾!
◆「反安保」を放棄した共産党系の基地被害反対運動をのりこえたたかおう!
 12月19日、米日両権力者が米軍キャンプ座間において米陸軍第一軍団新司令部の発足式を強行しようとしていたまさにそのときに、全学連は、座間基地にたいするデモンストレーションを断固として実現した。

キャンプ座間への米陸軍新司令部設置を許すな!
日米共同のMD訓練阻止! 日本全土の準臨戦態勢突入を許すな!
日米新軍事同盟の強化を打ち砕け!

12・19座間現地闘争に起ちあがろう!


◆座間基地の前方司令部としての強化を許すな!

 みなさん! ブッシュ政権は、19日にも、キャンプ座間に米陸軍第一軍団新司令部を発足させようとしている。
 米陸軍第一軍団司令部は、「ストライカー旅団」を擁し、イラク戦争において数多のムスリム人民を虐殺してきた血塗られた部隊を指揮してきた。この司令部をば、対中国・対ロシアの軍事作戦の遂行、および「対テロ戦争」という名の反米勢力掃討戦の最前線で指揮をとる司令部として、座間基地に設置しようとしているのだ。そして、この米軍司令部に組みこむかたちで、福田政権は、陸上自衛隊中央即応集団の司令部を、2012年度までに座間基地に移転しようとしている。
 まさに今、米日両軍の統合司令部が設置された横田基地、前方司令部が設置されようとしている座間基地、そして海軍の司令部である横須賀基地、というように、首都圏が日米共同の侵略戦争遂行の指揮所として機能させられつつあるのだ。
 〔ブッシュ政権は、この米日両軍の前方司令部としての機能を不断に強化するために、米軍相模原補給廠に、コンピューターを使った作戦シミュレーションができる大規模な「戦闘指揮訓練センター」を建設しようとさえしている。〕
 こうした座間基地の飛躍的強化を絶対に許してはならない!

◆SM3実射訓練反対! PAC3移動訓練阻止!

 米日両権力者は、今月第3週にも、太平洋ハワイ沖において、SM3(海上発射型ミサイル迎撃システム)を搭載した米日両軍のイージス艦を投入して、日米共同のミサイル迎撃訓練を強行しようとしている。この演習において米日両権力者は、海上自衛隊のイージス艦「こんごう」に搭載されたSM3を実際に発射する訓練を日本国軍としては初めておこなおうとしているのだ。
 これと合わせて、政府・防衛省は、航空自衛隊入間基地に配備したPAC3(地上発射型迎撃ミサイル)を、高速道路をはじめとする公道を使って都心に移動し、新宿御苑などの公有地に配備するという緊急展開訓練を強行しようとしている。
 すでに米日両権力者は、11月5日から16日にかけて、日本全土を舞台として史上最大規模の日米共同統合実動演習「キーンソード2008」を強行した。この演習において彼らは、中国およびロシアを仮想敵としての戦争計画にもとづいて、横田基地に設置した日米統合司令部「共同統合作戦調整センター」の指揮のもと、米四軍の配下に自衛隊三軍を編みこみ・一体化するかたちで、「島嶼侵攻対処」の名による侵攻訓練や「弾道ミサイル対処訓練」と称してのMDシステムの運用訓練を強行した。
 このことにふまえ、米日両権力者は、MDシステムを実効性あるものたらしめるために、SM3発射訓練やPAC3移動訓練を矢継ぎ早に強行しようとしているのだ。
 MDシステムは、技術的には開発途上であり〃未完成の技術〃である。それゆえにブッシュ政権は、現在配備しているMDシステムを運用するためだけでなく、このシステムの性能・技術を向上させるために、MD訓練を恒常的におこないつづけようとしているのだ。このブッシュ政権にたいして、日本をアメリカとともに「戦争をやれる国」に飛躍させるという野望をたぎらせて全面的に協力しているのが、福田政権にほかならない。このことはまさしく、米日両権力者が日本全土において対中国・対ロシアの準臨戦態勢に突入したことを意味する。
 こうしたMD訓練を強行すると同時に、ブッシュ政権は、来年8月19日にも原子力空母「ジョージ・ワシントン」を米軍横須賀基地に配備しようとしている。この「ワシントン」は、横田基地の中枢司令部の指揮のもと、SM3搭載型イージス艦や早期警戒機E2C、戦闘爆撃機FA18などからの情報を集中的に管理・統制する〃洋上管制塔〃としての機能をもつものであり、MDシステムを飛躍的に強化するものにほかならない。
 まさに、米日両権力者によるMDシステムの日本全土への実戦配備は、日本を戦争と暗黒にひきずりこむものなのだ。
 私たちは今こそ、「日米共同のMD訓練阻止!」「日本全土の準臨戦態勢を許すな!」を掲げてたたかおう!

◆米─中・露の新たな核軍事力増強競争を許すな!

 イラク戦争の破産とこれに乗じての中国・ロシアの反米国際包囲網の全世界的な形成によって、ブッシュ帝国の「一超」世界支配は完全に崩落した。イラク戦争の基底的動機であった中東石油資源制覇の野望もまた潰えさり、ブッシュ政権は中国・ロシアとの石油資源争奪戦において劣勢に立たされている。これらに追いつめられたブッシュ政権は、今なお中国・ロシアにたいして優位を保っている核軍事力・なかんずくMDシステムを「一超」世界支配の〃最後の砦〃として、その開発・増強にひた走っているのだ。なによりも彼らは、中国・ロシアを東西から挟みこむかたちで封じこめるために、MDシステムの日本および中欧諸国への前線配備を急いでいる。
 このブッシュ政権の要求を、全世界でただ一人、積極的に受け入れているのが福田政権にほかならない。彼らは、小沢民主党の抵抗によって、小泉・安倍の6年間の治政のもとで積みあげてきた海外派兵の既成事実や国民投票法制定などの「戦争をやれる国」づくりの土台までもが掘り崩されかねないことに危機感を募らせている。それゆえに、ブッシュの露命のあるうちに日本をアメリカとともに「戦争のやれる国」に飛躍させるというみずからの利害をもかけて、福田政権はブッシュにつきしたがっているのだ。
 こうした米日両権力者のMDシステム配備の策動に対抗して、中国・ロシアの両権力者は、核軍事力の量的増強にひた走るとともに、MD技術に対抗する基礎を創出することを企んで、宇宙軍拡に突き進んでいる。
 こうしていまや、米日両権力者が日本においてMDシステムの実戦配備を進め対中国・対ロシアの準臨戦態勢を構築し、これに中国・ロシアの両権力者が対抗することによって、米─中・露の冷戦的熱戦はいよいよ激化しているのだ。
 みなさん! 今こそ私たちは、米日両権力者によるMDシステムの実戦配備に反対し、中国・ロシアの対抗的核軍事力増強に反対しよう!

◆「反安保」を放棄した共産党系の基地被害反対運動をのりこえたたかおう!

 在日米軍基地の強化やMDシステムの配備にたいして、今、全国各地において、反対運動が一定程度とりくまれている。だが、既成指導部の腐敗のゆえに、日本の反対運動は総体として極めて危機的な状況にある。
 共産党中央は、来る衆院選において、議会政党としての消滅をなんとか回避するために、票田開拓の手段として、「在日米軍基地強化反対の一点」での「自治体ぐるみ、住民ぐるみの運動」を呼びかけている。その内実は、「自治体ぐるみ」「住民ぐるみ」の名において保守系自治体首長をはじめとする「保守層」との共同をつくりだすことを第一義とし、もっぱら騒音や環境破壊や米軍犯罪などの基地被害に反対する「世論の結集」を強調するというものである。その他面で、米日両権力者によるMDシステムの日本配備の策動にたいしては、なんら反対していないのだ。現に米日両軍のMD訓練が開始されているにもかかわらず、である。
 彼らは、「保守層」との共同を自己目的化しているがゆえに、「反基地」運動の方針を「在日米軍基地強化反対の一点」に切り縮め、「反安保」を意図的に抜きさっている。
 だが、米日両権力者による在日米軍基地の強化やMDシステム構築の攻撃は、「台湾海峡有事」を口実とした対中国(対ロシア)侵略戦争、ならびに「対テロ戦争」という名の反米勢力掃討戦を遂行するという米日両国の国家意志にもとづいているのであって、両政府が合意した日米安保協(2プラス2)の最終合意にもとづくものにほかならない。この合意こそは、日米安保条約の条文を改定することなく、日米新軍事同盟を対中国・対ロシア攻守同盟として強化することを、米日両政府が決定したことを意味する。現下の米日両権力者による在日米軍基地の強化やMDシステム構築の攻撃を打ち砕くためには、その根本的な根拠が日米新軍事同盟(その法的根拠である日米安保条約)にあることを暴きだし、これに反対することが絶対に必要なのだ。
 すべての学生のみなさん! 私たちは今こそ、「反安保」を放棄した共産党系の基地被害反対運動をのりこえ、「座間基地への米陸軍新司令部設置反対!」「MD訓練阻止!」「日本全土の準臨戦態勢構築を許すな!」を掲げて反戦反基地・反安保の闘いに起ちあがろう!
 SM3実射訓練反対! PAC3移動訓練阻止! 原子力空母の横須賀配備を阻止しよう!
 日米新軍事同盟の対中国・対ロシア攻守同盟としての強化に反対し、〈基地撤去・安保破棄〉めざしてたたかおう! 米日に対抗しての中国・ロシアの核軍事力増強を許すな!
 福田政権は、日本をアメリカとともに「戦争をやれる国」に飛躍させるために、日米新軍事同盟強化のための現実的諸攻撃とともに、新テロ特措法の制定、さらには憲法改悪に突き進もうとしている。こうした福田政権による反動諸攻撃を打ち砕こう!
 暴きだされたCX疑獄は、ブッシュ─小泉・安倍のもとで強化されてきた日米新軍事同盟の背後で、米日両国にまたがる〈政・官・財〉のどす黒い癒着構造がつくりだされていることの一端を満天下にさらけだした。今こそ、私たちはCX疑獄を満腔の怒りをこめて弾劾しよう!
 福田政権の打倒をめざし、すべての学生は12・19座間現地闘争に起ちあがろう!
(12月15日)
back