新テロ特措法案の衆院再議決阻止!

1・11 国会前緊急抗議行動に決起

 1月11日、全学連は、福田政権による新テロ特措法案の衆院再議決を阻止する闘いに断固として決起した。インド洋における対米軍給油活動を再開するために3分の2を超える議席を占める与党の「数の力」にまかせて再議決を強行するという前代未聞の暴挙を許さず、国会にたいして怒りのシュプレヒコールを叩きつけたのだ。

新テロ特措法案の衆院再議決を絶対に阻止しよう!
1・11国会前抗議闘争─1・14労学統一行動に起ちあがろう!



 みなさん! 福田政権は、今臨時国会において新テロ特措法案をなにがなんでも成立させるために、明日11日にも衆院本会議における再議決を強行しようとしている。ブッシュ帝国のアフガニスタン・イラク侵略戦争に再び参戦するために、福田政権は、衆院の3分の2の議席を占める与党の「数の力」にまかせて、なりふりかまわず新テロ特措法の制定を強行しようとしているのだ。この前代未聞の暴挙を、私たちは断じて許してはならない!
 みなさん! 今が決戦のときだ! すべての学生は、新テロ特措法案の衆院再議決を絶対に阻止するために、各学園から反戦反安保の怒濤のうねりを巻き起こせ! 1・11国会前抗議闘争─1・14労学統一行動に起ちあがろう!

◆〈ブッシュの戦争〉に加担するための自衛隊再派遣を許すな!

 いまや福田政権による新テロ特措法の制定にたいして、労働者・人民の過半数が反対している。加えて、CX疑獄や年金記録不明問題、薬害肝炎問題にかんする福田政権の許しがたい対応にたいして、労働者・人民の怒りは沸点に達している。
 にもかかわらず、この窮地を、あくまでもブッシュ帝国につきしたがい、日本をアメリカとともに「戦争をやれる国」に飛躍させるかたちで突破しようとしているのが福田政権なのだ。
 自衛隊のインド洋への再派遣は、今なおアフガンやイラクの人民を虐殺し、イランにたいする臨戦態勢をとりつづけている〈ブッシュの戦争〉への全面参戦以外のなにものでもない。このことは、福田政権がブッシュ政権の要求を受け入れ、自衛隊による給油対象を「テロリスト海上阻止活動に参加する各国艦船」に限定するという条件すら取りさげようとしていることにはっきりと示されている。
 福田政権は、小沢民主党の抵抗によって、小泉・安倍政権のもとで積み重ねてきた海外派兵の既成事実や国民投票法制定などの「戦争をやれる国」づくりの土台までもが掘り崩されかねないことに危機感を募らせている。それゆえに彼らは、ブッシュの露命のあるうちに日本をアメリカとともに「戦争をやれる国」に飛躍させるというみずからの野望をたぎらせ、なにがなんでも自衛隊のインド洋への再派遣を強行しようとしているのだ。
 そればかりではない。福田政権は、新テロ特措法の制定につづいて、小沢民主党の主張をとりこむかたちをとりながら、海外派兵恒久法の制定に突進しようとしている。この海外派兵恒久法は、自衛隊の海外派兵のフリーハンドを得るためのものであり、憲法9条を実質的に否定するものにほかならない。
 みなさん! 今こそ、〈ブッシュの戦争〉に加担するための自衛隊の再派遣を許さず、新テロ特措法制定阻止の闘いに起ちあがろう! 海外派兵恒久法の制定を絶対に阻止しよう!

◆MDシステムの日本全土への配備反対! 日米新軍事同盟の強化反対!

 福田政権は、日本をアメリカとともに「戦争をやれる国」に飛躍させるために、新テロ特措法の制定に突き進むとともに、MDシステムの日本全土への配備に突進している。1月4日には、福田政権は、自衛隊初のSM3搭載型イージス艦「こんごう」を佐世保基地に配備した。さらに米日両権力者は、残る3隻の自衛隊イージス艦のSM3搭載型への改修、PAC3の武山(神奈川)、霞ヶ浦(茨城)への相次ぐ配備、さらにはMDシステムの情報統制の要をなす原子力空母「ジョージ・ワシントン」の横須賀配備を強行しようとしている。それとともに、配備したSM3やPAC3の運用訓練を相次いで強行しようとしている。
 MDシステムは技術的には開発途上であるがゆえに、米日両権力者は、このシステムの性能・技術を向上させるために、MD訓練をおこない、訓練にふまえて改良したMDシステムを再配備するというサイクルをくり返そうとしているのだ。このことはまさに、米日両権力者が日本全土において対中国・対ロシアの準臨戦態勢をとっていることを意味する。
 私たちは今こそ、「MD配備反対!」「日本全土の準臨戦態勢突入反対!」を掲げてたたかおう!

◆米─中・露の新たな核軍事力増強競争を許すな!

 米日両権力者によるMDシステムの日本全土への配備は、「一超」世界支配の崩落にあえぐブッシュ帝国の危機突破策にほかならない。
 イラク戦争の破産とこれに乗じての中国・ロシアの反米国際包囲網の全世界的な形成によって、ブッシュ帝国の「一超」世界支配は完全に崩落した。イラク戦争の基底的動機であった中東石油資源制覇の野望もまた潰えさり、ブッシュ政権は中国・ロシアとの石油資源争奪戦において劣勢に立たされている。加えて、中国・ロシアが自国の外貨準備におけるユーロの比重を増大させていることをインパクトとして、アメリカ「一超」支配の経済的基礎をかたちづくってきたドル体制の崩壊の危機が現出している。こうしたなかで、「一超」世界支配を突き崩しつつある中国・ロシアを封じこめるために、ブッシュ政権は今なお中国・ロシアにたいして優位を保っている核軍事力・なかんずくMDシステムの日本・中欧諸国への配備を急いでいる。とりわけ、ロシア・プーチン政権の反対によって中欧諸国へのMDシステムの配備が進まないなかで、福田政権を安保の鎖でますます締めあげつつ、日本全土へのMDシステムの配備を急いでいるのだ。
 こうした米日両権力者に対抗して、中国・ロシアの両権力者は、核軍事力の量的増強にひた走るとともに、MD技術に対抗する基礎を創出することを企んで、宇宙軍拡に突き進んでいる。
 こうしていまや、米日両権力者によるMDシステムの配備をはじめとする日米新軍事同盟の強化とこれへの中国・ロシアの軍事的対抗とによって、また、こうした軍事的角逐が石油資源争奪戦やドル体制の崩壊ともからみあって、米─中・露の冷戦的熱戦はいよいよ激化しているのだ。

◆「反安保」を放棄した共産党系の平和運動をのりこえたたかおう!

 みなさん! 闘いは今が正念場だ! すべての学生は、新テロ特措法の制定を阻止し、MDシステムの配備をはじめとする日米新軍事同盟の強化を打ち砕くために、今こそ起ちあがろう!
 新テロ特措法制定の攻撃にたいして、「連合」高木指導部は、反対も賛成も明確にしないというかたちで上から闘いを抑圧している。この「連合」高木指導部を弾劾しよう! 「連合」指導部の抑圧に抗し、職場深部から反戦の闘いをつくりだしている労働者と連帯してたたかおう!
 共産党中央は、「一致点があれば協力するという立場はかわらない」と称して、今なお新テロ特措法反対の一点での民主党との「野党共闘」を追い求めている。そうすることによって、小沢民主党への幻想を煽りたてているのが共産党中央なのだ。
 しかも彼らは、民主党をはじめとする「保守層」にすり寄るために、新テロ特措法反対方針から「反安保」を意図的に抜きさっている。だが、福田政権による新テロ特措法制定の攻撃は、〈ブッシュの戦争〉に全面参戦するためのものであり、日米新軍事同盟を絶対的基礎としたものにほかならない。このことを暴きだし、「日米新軍事同盟の強化反対」の旗を高々と掲げることが今こそ必要なのだ。
 みなさん! 私たちは今こそ、「反安保」を放棄した共産党系の平和運動をのりこえ、「新テロ特措法の衆院再議決阻止!」の闘いを〈反安保〉の旗高くたたかおう!
 福田政権による自衛隊再派遣の策動は、アフガン・イラク人民を今なお虐殺している米軍支援を再開するためのものであり、憲法違反の集団的自衛権行使にほかならない。私たちは今こそ、アフガン・イラクにおいて反米レジスタンスをたたかうムスリム人民と連帯し、ブッシュ帝国によるアフガン・イラク侵略戦争とこれへの日本の加担に反対してたたかおう! 憲法改悪を絶対に許すな!
 同時に私たちは、MD訓練をはじめとする日米新軍事同盟の現実的強化の攻撃に反対し、日本全土の準臨戦態勢突入に反対してたたかおう! 中国・ロシアの対抗的核軍拡に反対しよう!
 暴きだされたCX疑獄は、ブッシュ─小泉・安倍のもとで強化されてきた日米新軍事同盟の背後で、米日両国にまたがる〈政・官・財〉のどす黒い癒着構造がつくりだされていることの一端を満天下にさらけだした。このCX疑獄を満腔の怒りをこめて弾劾しよう!
 みなさん! 明日11日にも福田政権が強行しようとしている新テロ特措法案の衆院再議決を絶対に阻止するために今こそ起ちあがろう! 全都・全国の学生は11日、国会前に結集し、新テロ特措法案の制定を実力で阻止するために奮闘しよう! 職場深部でたたかう労働者と連帯し、1・14労学統一行動をたたかいぬこう!                  
(1月10日)
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