〈戦争と貧困〉を強制する福田政権打倒!
MD配備反対! 租税特措法案の衆院再議決阻止!


4・29 労学統一中央闘争

◆ガソリン税暫定税率の復活反対!
◆後期高齢者医療制度撤廃!
◆準臨戦態勢の恒常化反対!
◆日米新軍事同盟の強化反対!
◆中国・ロシアの対抗的核軍拡反対!
◆G8サミット反対!
◆実質賃下げを容認する「連合」指導部弾劾!
◆「反安保」を放棄した日共系反基地運動をのりこえたたかおう!
 4月29日、全国から結集した全学連の学生は、反戦青年委員会の労働者とスクラム固く、「〈戦争と貧困〉を強制する福田内閣打倒!」を掲げ、国会・首相官邸、アメリカ大使館にたいするデモンストレーションに決起した。
 たたかう労学は、翌30日にも福田政権が強行しようとしていたガソリン税暫定税率復活のための租税特措法案の衆院再議決を許さず、闘争を放棄した「連合」指導部や日共中央を弾劾し、首都中枢を席巻するデモンストレーションをたたかいぬいた。

MDシステム配備阻止! ガソリン税暫定税率復活を許すな!
戦争と貧困に人民をたたきこむ福田政権を打倒しよう!
4・29労学統一中央闘争にたちあがろう!



 すべての学生のみなさん! 四月十五日を期して福田政権は、後期高齢者医療制度にもとづく年金からの保険料天引きにふみだした。医療費への国家財政の負担を大幅に削減するために、年金生活のお年寄りから多額の保険料をむしりとるという人非人的な制度を導入したのだ。まさにそれは金のない老人は死ね≠ニいう現代の「姥捨て」政策いがいのなにものでもない。いまや高齢者をはじめとする多くの労働者市民から怒りの声が日増しに高まっている。
 福田政権はこうした怒りの声をいっさい無視して、一リットルあたり二十五円もの超高額のガソリン税を復活させることに血眼となり、今月三十日にも租税特措法案の衆院再議決になりふりかまわずにうってでようとしている。
 こうした攻撃は、年間五兆円にものぼる巨額の軍事費を捻出するためでもあるのであって、日本をアメリカとともに〈戦争をやれる国〉に飛躍させるための攻撃と一体のものなのだ。現に福田政権は、ブッシュ政権につきしたがって、MD(ミサイル防衛)システムの日本全土への配備や米日両軍の融合=一体化の策動を次々とおしすすめている。
 極反動の福田政権のもとで、私たち日本の人民は戦争と貧困の地獄につきおとされている。だが「連合」指導部や日本共産党中央は、この福田政権の戦争政策や増税・社会保障削減にたいする大衆闘争を組織していない。こうした既成反対運動指導部の腐敗をのりこえ、いまこそ私たちは、たたかう労働者と連帯して福田政権打倒の闘いにたちあがるのでなければならない。 
 4・29労学統一中央闘争に起ちあがろう!

■断末魔のブッシュ政権につきしたがう福田政権

 労働者・勤労人民からの徹底的な収奪を基礎にして福田政権は、日本を〈戦争をやれる国〉へと飛躍させるための策動に突進している。
彼らはブッシュ政権の要請にこたえて、MDシステム構築の一環として、自衛隊イージス艦へのSM3ミサイルの搭載やPAC3ミサイルの全国各地の自衛隊基地への配備をやつぎばやにおしすすめている。配備しつつあるMDシステムの性能を高度化するために、その「運用訓練」と称しての軍事演習をおこなっている。
 まさに核ミサイル迎撃訓練の強行実施は、中国・ロシア両国にたいして軍事的な威嚇を加えるものであって、日本全土は対中・対露の準臨戦態勢へと突入させられているのだ。福田政権は、このMDシステムの配備を進めつつ同時に、在日米軍基地の飛躍的な強化(原子力空母ジョージ・ワシントンの横須賀配備、岩国基地の空母準母港化、沖縄の海兵隊新基地建設など)に積極的に協力している。こうした米軍再編のための費用として、年間五兆円の軍事費とは別に二〇一二年までに三兆円を注ぎこもうとしている。
 いまやアメリカのイラク占領は大パンクし、サブプライムローン焦げ付きに端を発した国際金融危機と原油価格高騰のなかで、アメリカの「一超」世界支配の経済的基礎をなしてきた〈ドル支配体制〉崩壊の危機がさしせまっている。この没落帝国アメリカに対抗するために、核軍事力増強に狂奔している中・露権力者、これを封じ込めるためにブッシュ政権は、みずからの核軍事力の圧倒的優位を保持することをもくろんで、MDシステムの配備に狂奔している。
イラク開戦時にはアメリカにつきしたがっていたアメリカ「友邦同盟」諸国(イギリス、オーストラリア、カナダなど)がことごとく離反しているなかで、福田政権だけが〈日米安保の鎖〉に固くしめあげられながら、断末魔のアメリカに追随してゆく道をえらびとっているのだ。
 おりしも名古屋高裁で、イラクでの自衛隊の米兵輸送などの活動は米軍の戦闘行動と一体化しており憲法違反であると断じた判決が下された(十七日)。これにたいしても、閣僚や自衛隊幹部らは「傍論だから認めない」(官房長官・町村)「『そんなの関係ねえ』という状況だ」(航空幕僚長)などと暴言を吐き捨てながら、なおもアメリカによるイラク人民殺戮に加担していこうとしているのだ。
 アメリカにどこまでもつきしたがって〈戦争をやれる国〉づくりに突進する福田政権を許すな! MD配備・実戦訓練の強行に反対しよう! 準臨戦態勢の恒常化反対!
 米日両権力者は、「日米同盟を全地球規模の同盟にする」という〇六年五月の宣言にもとづいて、日米安保同盟の対中国・対ロシアの攻守同盟としての強化にふみだした。まさにそれは安保条約の改定なき実質上の全面改定にほかならず、日米新軍事同盟が構築されたことを意味するものであった。現下のMD配備や在日米軍強化、米日両軍の一体化の攻撃などは、日米新軍事同盟を現実的に強化するための攻撃にほかならない。私たちはブッシュと福田に反戦の意志をつきつけるために、この日米新軍事同盟強化に断固反対しようではないか。同時に、この米日の権力者に対抗して中国・ロシアの権力者があい結託しながら核軍事力増強にひた走っていることにも反対しようではないか。胡錦濤政権によるチベット人民虐殺を弾劾しよう!

■人民への貧困の強制を許すな!

 日本を〈戦争をやれる国〉へと飛躍させるために、多額の軍事支出やアメリカの米軍再編への献上金を捻出するための財政的基盤を構築することをもたくらんで、福田政権は、―これまで空前の増収増益をあげてきた大企業は手厚く優遇しながら―、生活苦に苦しむ民衆にたいして社会保障費の大幅削減や増税の攻撃をしかけてきている。小泉いらいの自民党政権に支えられ、正規労働者の首を切り非正規労働者を大量につくりだした独占ブルジョアが、賃金の切り下げを連続的に強行していることのゆえに、労働者は生活苦においこまれているのであって、福田政権の策動は労働者を貧困につきおとすものなのだ。〔アメリカを猿真似した歴代自民党政権の新自由主義的な「構造改革」によって、不安定な非正規雇用労働者は全労働者中の三分の一(一七〇〇万人)にまで増え、年収二〇〇万以下の「ワーキング・プア」は一〇〇〇万人を超えている!〕
 イラク軍事占領の破綻ゆえにアメリカがバイオ燃料の生産拡大にふみきったこと、さらにサブプライムローンのパンクゆえに投機資金が原油や穀物の先物市場に流れ込んだことによって、小麦の公定価格が三〇パーセントも値上がりした。このことをはじめとして、食糧価格の高騰、電気・ガスの公定価格値上げに私たちは直面している。だが「物価高はしょうがない」(福田)というように、生活苦は甘んじて受け容れろ≠ニ居直りながら、さらなる増税をおこなおうとしているのが福田を首班とする政権なのだ。
 ガソリン税暫定税率復活のための租税特措法案の衆院再議決を絶対に阻止しよう!
 
■いまこそ福田政府を労学の実力で打倒しよう!

 今〇八春闘において独占資本家どもによる実質上の賃下げを容認した「連合」の労働貴族(資本家から金で買われている労働組合幹部)を弾劾しながら、たたかう労働者たちは職場において奮闘している。彼らとかたく連帯して、私たち学生はいまこそ決起すべきなのだ! 
 日本共産党中央は、もっぱら次期総選挙にむけての票田開拓の観点から、米軍基地強化反対や「反貧困」をかかげたとりくみをすすめているにすぎない。
 米軍基地強化反対のたたかいの内実は、MDシステムの配備に反対することを意図的に放棄したうえで、もっぱら基地被害(環境破壊、騒音、米兵犯罪など)の問題のみをとりあげるというものだ。まさにそれは、彼ら日共中央が、米軍再編や日米安保同盟には賛成の「保守層」との「共同」を自己目的化しているからである。現下の日米新軍事同盟強化の中軸をなすMDシステムの配備に反対しないというのは、アジアにおける戦争勃発の危機を高める起動力となっているそれに断固として反対しないということであり、じつに許しがたいものにほかならない。
 日共中央がMD配備にたいして反対の声をあげないのは、米日のMD配備に対抗しての中・露の核軍事力増強を不問に付すためだ。中国を「平和の使徒」とえがきだすための彼らのたちまわりはきわめて犯罪的だ。
 MDについて彼らはせいぜいのところ、「税金の無駄遣いだ」というように、日本の防衛の役にたたないという観点からケチをつけることしかできない。それは、「北朝鮮・中国の弾道ミサイルの脅威から日本を守るため」という政府権力者の欺瞞的宣伝を、彼らがうのみにしているからにほからない。「日本防衛になるか否か」を基準にしてしかMDシステムを問題にできない日共中央。ここにこそ、「日本防衛」という「建て前」どおりの安保条約の運用を政府に求めるにいたった日共中央の腐敗が如実に示されているのだ。
 「反安保」を完全放棄した共産党翼下の反対運動を断固としてのりこえ、MDシステム配備阻止・在日米軍基地の強化反対を焦眉の課題とする反戦反安保闘争の大爆発をかちとろう! そしてガソリン税暫定税率復活、消費税増税、社会保障削減に反対する政治経済闘争を推進しよう! 
 すでにみたように、福田政権による〈戦争をやれる国〉づくりの策動と人民への貧困の強制は、わかちがたく結びついているのであって、それゆえに私たちは、反戦反安保闘争と政治経済闘争とを結びつけつつ同時的に推進するのでなければならない。同時にわれわれは、〈地球環境破壊を促進する偽善のG8サミット反対! 米日―EU―新興大国連合による環境破壊の相互転嫁を許すな!〉のスローガンを高くかかげてたたかおう!
 すべての学生・労働者のみなさん! 四月二十九日の国会・首相官邸に向けた労学統一行動にともにたちあがろう! このデモンストレーションには、職場深部でたたかう労働者のみなさんや、北海道から沖縄までの全国の大学から多くの学生たちが結集しようとしている。彼らとともに、福田政権にたいする怒りをもえたぎらせ、歴史的闘争に決意もかたく総決起しようではないか。
 ガタガタになりながらも日本民衆を戦争と貧困の地獄にたたきこむ極反動の福田政権を、いまこそ労働者・学生の力で打ち倒そう!
 4・29労学統一行動にたちあがれ!(四月二十三日)
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