玄海原発3号機での
プルサーマル運転阻止!


11・5 経産省・九電玄海原発に抗議

 11月5日、全学連は、鳩山=小沢の民主党政権の号令のもとに九州電力が玄海原発3号機でのプルサーマル運転に踏みきったことを許さず、経済産業省、および九州電力・玄海原発にたいする抗議行動に断固として起ちあがった。

抗議文
玄海原発3号機でのプルサーマル運転を中止せよ!

 われわれは、本日にも九州電力が玄海原発3号機において国内初のプルサーマル運転に踏みきろうとしていることを絶対に許さない! 政府・経済産業省が「地球温暖化対策」の名のもとに「核燃料サイクル」開発や原発の新増設に突き進んでいることに断固として反対する!
 プルトニウムとウランの混合燃料であるMOX燃料を使用するプルサーマル運転は、プルトニウムがウランの約二倍も熱中性子を吸収するがゆえに制御棒の効きを低下させる。このことはまさに、原子炉が暴走する危険性をいっそう高めるもの以外のなにものでもない。
 しかも、出力一〇〇万キロワット超級の巨大原発でのプルサーマル運転は、〃原発大国〃フランスでさえ禁じている。にもかかわらず、プルサーマル運転の経験もなく、原発大事故を相次いでひきおこしてきた日本の電力資本(九州電力)が、いきなり出力一一八万キロワットの玄海原発3号機でプルサーマル運転を強行するというのは狂気の沙汰ではないか。
 そもそも、玄海原発3号機はプルサーマル運転をおこなうことを想定してつくられてはいない。高速増殖炉開発が行き詰まるなかで、なんとかプルトニウム消費の実績をあげるために無理やり捻りだされたのが、既存軽水炉におけるプルサーマル運転ではないか。こうした場当たり的な方策を推し進めることじたい、重大事故の危険をよりいっそう高めるものでしかないのである。
 エネルギー自給率の低さを日本が一流の帝国主義国家として飛躍することにとっての桎梏とみなし、原発開発、とりわけ事実上の「国産エネルギー」とみなしたプルトニウム利用を中軸とした核燃料サイクルの確立に突き進んでいるのが鳩山=小沢の民主党政権にほかならない。そうすることによって鳩山政権は、新たな原発事故や原発で働く労働者への被曝の強制など、労働者・人民にさらなる犠牲を強いようとしているのだ。私たちは、「温暖化対策に役立つ」とか「環境にやさしい」とかという原発・核開発を進めるためのキャンペーンの欺瞞性をも暴きつつ、日本の原発・核開発反対の闘いを、日米新軍事同盟の対中・対露核軍事同盟の強化に反対する反戦反安保闘争と結びつけて断固として推進する決意である。
 政府・経済産業省・九州電力は、玄海原発3号機でのプルサーマル運転をただちに中止せよ!

内閣総理大臣 鳩山由紀夫殿
経済産業大臣 直嶋正行殿

二〇〇九年十一月五日 
全日本学生自治会総連合(委員長・奥野成喜)
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