日米首脳会談粉砕!
辺野古新基地建設阻止! MD撤去・核基地撤去!
米―中・露の新たな核軍事力増強競争反対!


11・13 首相官邸に肉迫するデモを実現
 11月13日、アメリカ大統領オバマが来日し、首相・鳩山との首脳会談を首相官邸においておこなおうとしていたまさにそのとき、全学連は、「日米首脳会談粉砕!」「辺野古新基地建設阻止!」「MDシステム撤去! 核基地撤去!」「日米新軍事同盟の強化反対!」の怒りの拳を首相官邸に叩きつけた。「反安保」を完全に投げ捨て、「本腰を入れた対米交渉」を鳩山に請願するものへと反対運動をおし歪めている日本共産党中央を弾劾し、〈反安保〉の旗高く、全学連はたたかいぬいた。

11・13日米首脳会談粉砕闘争にたちあがろう!
辺野古新基地建設阻止! 核基地撤去!
米―中・露の新たな核軍事力増強競争反対!


 すべての学生のみなさん! アメリカ大統領バラク・オバマの初来日が間近に迫っている。オバマと首相・鳩山由紀夫とは、来たる日米首脳会談(11月13日19時〜、首相官邸)において、普天間基地移設=辺野古新基地問題をめぐってあらわとなっている米日両国間の軋み・亀裂についてはおしかくし、「揺るぎない日米同盟」を謳いあげることを策している。すなわち来年(2010年)の「日米安保改定50周年」にあわせて、「日米同盟の再構築」という名において、「米国の核の傘を含む拡大抑止」について協議を開始することを合意しようとしているのだ。まさしくそれは、日米新軍事同盟を対中国・対ロシアの攻守同盟としてよりいっそう強化してゆくことの宣言にほかならない。この首脳会談の開催を断じて許すな! 
 沖縄においては、労働者・学生・市民2万人が県民大会に結集し「辺野古新基地建設反対」の声をあげた(11月8日)。いまこそ、全国各地において日米新軍事同盟強化反対のうねりをまきおこし、オバマと鳩山を包囲するのでなければならない。日米新軍事同盟の強化を基軸とする鳩山政権の安保=軍事政策を支持している「連合」指導部や、「反安保」を最後的に投げ捨てた共産党中央。こうした既成指導部翼下のいっさいの反対運動を雄々しくのりこえ、日米首脳会談を断固粉砕するために、会談会場=首相官邸にたいするデモンストレーションにたちあがろう! 

◆日米新軍事同盟の核軍事同盟としての新たな強化反対!

 来たる日米首脳会談は、日米新軍事同盟の核軍事同盟としてのいっそうの強化を画する跳躍台たらしめられようとしている。
 このかんオバマ政権は、元国防長官ペリーの提言というかたちをとって、「拡大抑止力のための日米合同委員会」なるものの設置を鳩山政権にはたらきかけてきた。「拡大抑止力」とはほかでもない、核戦力を意味するアメリカ権力者の用語である。オバマ政権はまさにいま、日米共同作戦における核兵器の使用をめぐる協議(オバマ政権が麻生前政権とのあいだでその開始を合意していたそれ)を鳩山政権とのあいだで開始することをねらっているのだ。このオバマが鳩山とともに、「核の傘を含む拡大抑止」にかんする協議の開始を合意しようとしているのが、日米首脳会談なのである。
 そもそもプラハ演説(4月5日)においてオバマは「核なき世界を目指す」といったそばから「私はナイーブではない。核が存在するかぎり、アメリカはいかなる敵をも抑止し、同盟国を守る戦力を堅持する」と述べたのであった。このみずからの言辞にまさに忠実に、鳩山とのあいだで「核の傘」協議に踏み出そうとしているのがオバマなのだ。これこそが、平和の使者<dラをして「核なき世界」創出を謳っている彼の正体にほかならない。
 日米首脳会談を踏み台とした、日米新軍事同盟の核軍事同盟としての新たな強化に反対する怒りの拳を、オバマ・鳩山に断固つきつけようではないか!

◆辺野古新基地建設阻止! 日本国軍の派兵拡大を許すな!

 鳩山は、普天間基地移設=辺野古新基地建設問題についてはなお「さまざまな選択肢を考えていきたい」などと言いつつ、新基地建設を受け容れよと迫っているオバマ政権にたいして突っ張る姿勢をおしだしてはいる。だがこれは、オバマ来日までにやすやすと「普天間基地の県外・国外移設」という政権公約を反古にしたりはしなかった、という体裁をとりつくろうためにすぎない。実のところ鳩山政権は、インド洋での給油支援の停止をオバマ政権に認めてもらう代わりに、新基地建設を受諾するハラをすでにかためているのだ。げんにいま、国会答弁において鳩山や外相・岡田が「安全保障の観点から判断したい」としきりにくりかえしている。これは、「慎重な検証の結果、やむなく」と称して辺野古新基地建設を受け容れるための布石にほかならない。
 私たちは、新基地建設への怒りに燃えてたちあがっている沖縄の労働者・学生と連帯し、辺野古新基地建設を絶対に阻止するのでなければならない。
 鳩山は、来たる首脳会談においてインド洋上の給油活動打ち切りにかんする了承をオバマ政権に求めるとともに、この給油活動に代えての新たなアフガニスタン支援策を誓約しようとしている。その「支援策」について鳩山その人は、「自衛隊を出すことは考えていない」と称し、職業訓練や警察機能強化などの「民生支援」を主要におしだしている。だがこれは、アフガニスタン「復興支援」に名を借りて日本国軍の海外派兵をエスカレートさせてゆくという彼らの野望をおしかくすものでしかない。じっさい、見よ。鳩山政権の防衛大臣・北沢は、国際治安支援部隊(ISAF)やその傘下の地方復興チーム(PRT)に自衛隊の要員をおくりこんだり、海上自衛隊のP3C哨戒機を派遣したりする案、さらにはインド洋で給油活動をおこなってきた海自部隊を海賊対策としてソマリア沖に転戦≠ウせる案をも提示しているほどではないか。
 アフガニスタン「復興支援」を口実としての新たな海外派兵の策動に、断固反対しようではないか!

◆米―中・露の新たな核軍事力増強競争反対!

 オバマ政権は、対米対抗の核軍事力増強に走る中国・ロシアを封じ込めるために、日米新軍事同盟を基軸とし・これと米韓さらには米豪軍事同意をリンクさせることを追求している。まさにこの策動の一環として、鳩山政権とのあいだでの「核の傘」協議や日本へのMDシステム配備をすすめるとともに、対中国の最前線基地である在沖米軍基地を飛躍的に強化しようとしているのだ。そして、鳩山政権もまた、5兆円にのぼる軍事費を聖域≠つかいしながら、MDシステムの増配備をはじめとする日米新軍事同盟の現実的強化の策動をオバマ政権とともにおしすすめている。アジア・太平洋地域における大国としての地位を取り戻すために、外交政策上はアジア重視・対米自立≠フ姿勢を鮮明にしているのが鳩山政権であるが、こと安保=軍事政策にかんしては、この政権はあくまでも日米軍事同盟の強化を基軸としているのだ。
 これにたいして中国・ロシアの権力者は、アメリカの核軍事力の圧倒的優位をつきくずすことをめざして、相互に結託を強めつつ対米対抗的な核軍事力の増強につきすすんでいる。胡錦濤政権は、多弾頭型の新型ICBMやSLBM搭載の戦略原潜、さらには初の国産空母の開発にまで突進している。ロシアのプーチン=メドベージェフ政権もまた、オバマ政権との「核軍縮」交渉の裏面で、MDシステムをかいくぐることのできる新型戦略ミサイルの開発に狂奔しているのだ。
 いま東アジア地域においては、APEC首脳会議(11月14日〜15日、シンガポール)を前にして、20億人の巨大市場たるアジア市場の争奪をめぐる中・米・日の角逐が激化している。アフリカや中国に偏在するレアメタルなどの資源をめぐる米日、中・露・新興諸国連合、EU連合の〈三極〉の角逐も激化している。こうした争闘戦にかちぬき、世界「一超」支配を再興するために、その核軍事力の圧倒的優位を護持せんと躍起になっているのがアメリカのオバマ政権である。そしてこのアメリカの「一超」支配を最後的に打破するために、軍事力においてもアメリカにキャッチ・アップすることを目指しているのが中・露権力者どもなのだ。来たる日米首脳会談は、この米―中・露の新たな核軍事力増強競争のさらなる激化を告げ知らせる号砲となるにちがいない。
 私たちは、〈米―中・露の新たな核軍事力増強競争反対!〉のスローガンを高々とかかげてたたかおうではないか!
 
◆既成指導部の鳩山政権尻押し運動をのりこえ闘おう!

 日米首脳会談において、日米新軍事同盟の核軍事同盟としての新たな強化が画されようとしている今このときこそ、私たちは反戦・反安保の広範なうねりを断固としてまきおこすのでなければならない。
 それにもかかわらず日本共産党の不破=志位指導部は何をやっているのか。彼らは、傘下の反対運動を、鳩山政権のオバマ政権との「本腰を入れた対米交渉」を尻押しするような内実のものへとおしゆがめている。すでに鳩山政権が腹の内では公約を反古にすることを決めているにもかかわらず、これを暴き出すこともなく、もっぱら公約の遵守をお願いし尻押しするようなものへと反対運動を解消するほど無力なことがあろうか!
 しかも彼らは、「ただ日米安保廃棄≠ニいっているだけでは国民的理解は得られない」などと称して、建て前ばかりはかかげていた「安保廃棄」をも最後的に放棄しているのだ。日米首脳会談において両国権力者が「揺るぎない日米同盟」の名において日米新軍事同盟の新たな強化を宣言しようとしているいまこそ、〈反安保〉を高々とかかげてたたかうべきときであるにもかかわらず!
 すべてのみなさん!
 このような共産党翼下の反対運動を断固のりこえ、私たちは辺野古新基地建設を阻止し、またいっさいの在日米軍基地強化やMDシステム増配備に反対するのでなければならない。「復興支援」の名を冠しての、アメリカのアフガン占領への鳩山政権の加担=海外派兵拡大の策動に反対しよう!
 〈MDシステム撤去! 核基地撤去!〉この要求の実現をかちとるために奮闘しよう! 日米新軍事同盟強化の法的根拠=日米安保条約の破棄をめざしてたたかおう!
 11・13日米首脳会談粉砕闘争に起て!  (11月11日)
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