米日韓―中露の相互対抗的軍事演習反対!
辺野古新基地建設阻止!
中国政府による尖閣諸島「領有」策動反対!

10・24 労働者・学生統一行動を実現

◆日米共同の「離島奪回」訓練反対!
◆日米新軍事同盟の強化反対! 〈アジア・太平洋版NATO〉の構築反対!
◆オバマ政権による未臨界核実験弾劾!
◆中国・ロシアによる対米対抗の軍事演習反対!
◆米―中・露の新たな核軍事力増強競争反対!
◆「反安保」を完全放棄した日本共産党系の反対運動をのりこえたたかおう!
◆大企業優遇の法人税減税反対! 消費税増税阻止!
◆〈戦争と貧困〉を強制する菅〃対米追従〃政権の打倒をめざしてたたかおう!

 10月24日、全学連は、「米日韓―中露の相互対抗的軍事演習反対! 辺野古新基地建設阻止!」の反戦反安保の炎を首都中枢に燃えあがらせた。「連合」指導部の闘争抑圧にこうしてたたかう反戦青年委員会の労働者と連帯し、アメリカ大使館、国会・首相官邸に怒りの拳を叩きつけたのだ。
 日本共産党中央は、米・中の相互対抗的な軍事演習に反対することをいっさい放棄している。こうした既成反対運動指導部の腐敗を弾劾し、全学連・反戦のたたかう労学は、日本労働者階級の最先頭で反戦反安保・政治経済闘争の高揚を切りひらいたのだ。


米日韓―中露の相互対抗的軍事演習反対! 辺野古新基地建設阻止! 
中国政府による尖閣諸島「領有」策動反対!

10・24米大使館・国会デモに起ちあがろう!
菅〃対米追従〃政権打倒をめざしてたたかおう!



 みなさん! 胡錦濤政権は、かの尖閣諸島近海での事件をめぐって菅政権を屈服させた(中国漁船船長の〃無条件釈放〃)ことにふまえて、いよいよ嵩にかかって東シナ海・南シナ海の制海権をアメリカから奪取する策動に拍車をかけている。これにたいしてオバマ政権は、原子力空母G・ワシントンを黄海に突入させての「空母演習」や南西諸島近海における日米共同の「離島奪回訓練」に次々と踏みだそうとしている。彼らアメリカ帝国主義権力者は、「世界最強の軍事大国」のメンツにかけて、〃全世界の海を制するのは米軍である〃ことを見せつけようとしているのだ。
 まさに今、東シナ海・南シナ海の制海権をめぐる米―中の政治的・軍事的角逐が、中国政府によるレアアースの輸出禁止などをめぐる経済的な対立ともからみあいつつ、ますます激化している。私たちは今こそ、米―中激突下の戦乱勃発の危機を突き破り、反戦の闘いを燃えあがらせよう! 米日韓―中露の軍事演習の応酬に反対することをいっさい放棄している既成反対運動をのりこえ、「米日韓―中露の相互対抗的軍事演習反対!」「辺野古新基地建設阻止!」「中国政府の尖閣諸島『領有』策動反対!」の闘いをまきおこそう!


◆米―中激突下の戦乱勃発の危機を突き破れ!

 今、黄海・東シナ海・南シナ海を舞台として、米―中の軍事演習の応酬がますます激烈化している。
 オバマ政権は、尖閣諸島の「領有」を主張しつつ東シナ海の制海権奪取にのりだした胡錦濤政権を軍事的に威圧するために、菅政権をつき従えて、軍事演習を相次いで強行している。11月から12月にかけては、尖閣諸島にほど近い南西諸島周辺海域や大分・日出生台演習場において、中国軍が尖閣諸島に上陸したことを想定しての「離島奪回訓練」を、米第7艦隊の支援のもとに日本の陸・海・空3自衛隊を動員して強行しようとしている。これにつづいて来年1月には、中国海軍を東シナ海に封じこめる「南西の壁」と称する作戦計画にもとづいて、日米共同の指揮所演習「ヤマサクラ」をも強行しようとしている。オバマ政権は、尖閣諸島をめぐる中国との政治的攻防において屈服を強いられた菅政権がみずからにすがりついているこの機に、日米新軍事同盟を対中・対露攻守同盟として強化するとともに、これに米韓・米豪の同盟をリンクさせ〈アジア・太平洋版NATO〉として形成・確立しようとしているのだ。
 そればかりではない。オバマ政権は9月、未臨界核実験を強行した。中国にたいして優位に立つ圧倒的な核軍事力をあくまでも維持・強化しつづけようとしているのがオバマ政権なのだ。なにが「核なき世界の実現」だ! いまや「核なき世界」の仮面すらみずからはぎとり、公然と核軍事力の増強に突き進んでいるオバマ政権を、私たちは絶対に許すわけにはいかない。
 対中国の軍事演習を相次いで強行しているオバマ政権にたいして、胡錦濤政権は、10月10日から北京・蘭州・成都の3軍区の陸・空軍約3万人を動員しての広域軍事演習を開始した。対中国の軍事的圧力を強めるオバマ政権にたいして、あくまでも軍事的に対抗する意志をむきだしにしているのだ。
 そればかりではない。胡錦濤政権は、八重山・宮古の漁民たちの生活を脅かすことをもいとわずに、尖閣諸島や東シナ海ガス田の近海に中国艦船を常時徘徊させ、その実効支配にのりだしている。ロシアのプーチン=メドベージェフ政権とのあいだで、領土問題での〃対日共闘〃をも組みながら。いまや東シナ海・南シナ海の制海権を奪取し海底資源や漁業資源を強奪するために、領土意識をむきだしにして、南沙・西沙諸島のみならず尖閣諸島を力ずくで奪いとろうとしている胡錦濤政権の反人民的な策動を断じて許してはならない。
 こうした米―中の政治的・軍事的対立は、自国製品の輸出増大のために自国通貨安の誘導にのりだしている米(・欧)政府と人民元切り上げ要求を拒否している中国政府との対立や、東・東南アジア地域経済圏をアメリカを排除するかたちでの〈人民元経済圏〉として構築しようとしている胡錦濤政権とこれにたいする巻き返しをはかるオバマ政権との対立などの経済的な対立ともからみあっている。まさにこのゆえに、米・中両権力者は、互いに一歩も引かない構えで軍事的に対峙しあい、東アジアにおける米―中の戦争勃発の危機はますます高まっているのだ。

◆菅政権による〈戦争と貧困〉の強制を許すな!

 尖閣諸島の「領有」にのりだした胡錦濤政権に対抗するために、菅政権は、鳩山=小沢が掲げてきた〃対米自立〃の旗を引き下ろし、ひたすらオバマ政権にすがりついている。
 普天間基地の「移設」をめぐって菅政権は、「日米合意の履行」を掲げ、辺野古への新基地建設を推し進めようとしている。
 そればかりではない。菅政権は、オバマ政権の〈アジア・太平洋版NATO〉構築の策動に積極的に呼応し、10月14日のPSI海上封鎖訓練に史上初めて自衛隊を参加させた。「集団的自衛権の行使」に該当するという従来の政府の憲法解釈すら踏み破り、菅政権は、自衛隊を直接的に多国間軍事演習に参加させたのだ。自民党政権でさえなしえなかった反動攻撃をうちおろす菅政権を絶対に許してはならない!
 菅政権は12月にも新たな「防衛計画の大綱」をうちだそうとしている。首相の諮問機関である「新たな時代の安全保障と防衛力に関する懇談会」は、「専守防衛」を建て前として掲げられてきた「基盤的防衛力構想」からの「決別」をうたい、「動的抑止力」を新たな理念としてうちだした。そしてこの理念を、「離島地域」を含めて自衛隊の「継ぎ目のない対応能力」の確立と、「米軍との共同作戦基盤」の強化によって成し遂げるとうちだしたのだ。
 この「防衛計画の大綱」を先取りするかたちで、菅政権は、自衛隊を一気に再編・強化しようともしている。「南西諸島防衛」の名のもとに、九州・沖縄の陸上自衛隊部隊を米海兵隊をモデルとした「水陸両用部隊」へと再編することや、沖縄本島や宮古島、石垣島に自衛隊を今の10倍にものぼる約2万人も配備することなどを次々とうちだしているのだ。さらに菅政権は、これらの部隊の増強を実現するために菅政権は、自衛隊員1万9000人を増員することをも策している。菅政権が〃中国の脅威〃を煽りたてつつ、自衛隊を米軍とともに対中国の軍事作戦を担いうる部隊へと飛躍的に強化することに断固として反対しよう!
 菅政権は、「財政支出削減」と言いながら、自衛隊を飛躍的に強化するための軍事費については〃聖域〃にしようとしている。円高のもとでいっそうの優遇措置を求めている大企業にたいしては、法人税の減税に踏みきろうともしている。そして、これらの財源を確保するためにこそ菅政権は、労働者・学生にたいして消費税の増税をおしつけようとしているのだ。「国家財政の危機」などと正当化しつつ、貧困にあえぐ労働者・学生からできるだけ収奪し、軍事支出と大企業支援のために莫大な血税を注ぎこもうとしている菅政権を許すな!
 私たちは今こそ、菅政権による〈戦争と貧困〉の強制に反対しよう!

◆〈反安保〉の旗高くたたかおう!

 米・中の軍事的衝突の危機がますます高まっているただなかで、日本共産党中央は、米・中の相互対抗的な軍事演習に反対することをいっさい放棄している。彼らは、米・中の軍事演習に反対することといっさい切り離したかたちで、「米軍再編・強化反対のたたかい」とか「軍拡と海外派兵の道を許さない新たなたたかい」とかを呼びかけているにすぎない。
 日本共産党中央の言う「米軍再編・強化反対のたたかい」は、「日米軍事同盟の他に類のない異常な特質を一つひとつただすたたかい」と位置づけられている。まさにこれは、「対等・平等な軍事同盟」を理念とし、日米軍事同盟をNATO並みの「対等・平等」なものに〃改良〃するというとんでもないシロモノにほかならない。
 また日本共産党中央の言う「軍拡と海外派兵の道を許さない」ということの中身は、「日本防衛に限定するという建て前だった『基盤的防衛力』構想さえ投げ捨てている」というものである。日本共産党中央は、「日本の防衛」を理念とし、日米安保条約にもとづく米軍基地及び米軍部隊の存在を大前提にしている「基盤的防衛力」構想すら肯定的に評価するに至っているのだ。
 まさに日本共産党中央は、独占ブルジョアジーの理念である「国益」を、その階級性をぬきさって普遍的なものとみなし、おのれの代案策定の基準・理念としているのだ。
 だがこれでは、菅政権が中国の「脅威」から日本国家の「国益」を守るためと正当化しつつ、オバマ政権につき従って対中国の軍事演習をくり返していることや辺野古への新基地建設を推し進めようとしていることにたいして、なんら太刀打ちできないではないか。
 私たちは今こそ、「反安保」を完全に放棄している日本共産党系の反対運動をのりこえ、「米日韓―中露の相互対抗的軍事演習反対!」「辺野古新基地建設阻止!」の闘いを〈反安保〉の旗高くたたかおう!
 G・ワシントンの黄海突入を許すな! 日米共同の「離島奪回」訓練に反対しよう!
 辺野古への米軍新基地建設を断固阻止するとともに、原子力潜水艦「ハワイ」の横須賀寄港や宮古島の民間港への米軍掃海艦の入港をはじめとして、沖縄・日本を対中国の最前線拠点として強化する策動に反対しよう! 日米新軍事同盟の対中・対露攻守同盟としての強化反対! 〈アジア・太平洋版NATO〉の構築反対!
 オバマ政権による未臨界核実験の強行を弾劾しよう!
 11月のAPECにあわせてオバマが来日し、菅とのあいだで日米新軍事同盟の強化をうたいあげることを絶対に許さず、〈基地撤去・安保破棄〉めざしてたたかおう!
 それとともに私たちは、中国およびロシアによる対米対抗の軍事演習の強行に反対しよう! 胡錦濤政権による尖閣諸島「領有」策動を許すな! 胡錦濤政権は今、中国人民にたいして中華ナショナリズムを宣揚し、反日デモを煽りたてている。私たちは、安倍晋三や石原慎太郎などのタカ派ナショナリストどもが反中国のナショナリズムを煽りたてていることに断固反対するとともに、胡錦濤政権による反日の中華ナショナリズムの煽りたてをも絶対に許してはならない! 
 米・日―中の戦乱勃発の危機を突き破ることができるのは、国境を越えた労働者・学生の団結の力以外にない。私たちは、日中の権力者どもによるナショナリズムの宣揚を許さず、労働者国際主義に立脚して日・中の労働者・学生の国際的な連帯をつくりだそう! 「米―中・露の新たな核軍事力増強競争反対!」を高く掲げてたたかおう!
 それとともに私たちは、大企業優遇の法人税減税や消費税増税に反対しよう!
 たたかう労働者は今、民主党政権を支持する「連合」指導部が反戦闘争を上から抑圧していることに抗して、職場深部から反戦の闘いをつくりだしている。このたたかう労働者と連帯し、人民に〈戦争と貧困〉を強制する菅〃対米追従〃政権の打倒をめざしてたたかおう!
 すべての学生は、10・24労働者・学生統一行動に結集し、アメリカ大使館、国会・首相官邸に怒りを叩きつけよう! (10月21日)
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