朝鮮戦争勃発阻止!
〈戦争と貧困〉を強制する菅政権打倒!

1・23 国会・米大使館包囲闘争を実現

◆米日韓―中露の相互対抗的軍事演習反対!
◆米日韓三角軍事同盟の強化反対!
◆普天間基地撤去! 辺野古新基地建設阻止!
◆米―中露の新たな核軍事力増強競争反対!
◆消費税増税反対! TPP参加反対!
◆「復興」を名分とした大増税反対!
◆「平和の流れ」幻想に浸る日本共産党中央弾劾!
◆南北朝鮮・アジア人民と連帯してたたかおう!

 1月23日、全学連は、朝鮮戦争勃発の危機を断固として突き破る固い決意に燃えて、国会・アメリカ大使館にたいするデモンストレーションに起ちあがった。「平和の流れが滔々と広がっている」などというボケきった幻想にまどろむ日本共産党中央の犯罪性を暴きだし、わが全学連は、「〈戦争と貧困〉を強制する菅政権打倒!」の闘いの炎を首都中枢に燃えあがらせた。


朝鮮戦争勃発阻止!
米日韓三角軍事同盟の強化反対!
戦争と貧困を強制する菅政権を打倒しよう!

1・23国会・米大使館包囲闘争に起ちあがろう!


◆朝鮮戦争勃発阻止! 米日韓―中露の相互対抗的軍事演習に反対しよう!

 みなさん! 今、朝鮮半島において新たな戦争勃発の危機が高まっている。私たちは今こそ朝鮮戦争の勃発を阻止する闘いを巻きおこそう! 職場深部でたたかう労働者と連帯し、全国各学園から反戦の炎を燃えあがらせよう!
 アメリカのオバマ政権は、北朝鮮の「抑止」を叫びたてながら、原子力空母「カールビンソン」を日本近海に急派した。この「カールビンソン」を中核とする空母機動部隊は、沖縄近海や九州西方沖において海上自衛隊との合同軍事演習を強行し、さらに朝鮮半島近海に展開しつづけている。オバマ政権は、日本・朝鮮半島近海にG・ワシントンとカールビンソンという空母2隻体制をとり、対北朝鮮・対中国の臨戦態勢を一挙に強化しているのだ。まさにこれは、北朝鮮および中国にたいする戦争挑発以外のなにものでもない。
 このようにオバマ政権は今、日本・韓国の両権力者をつき従え、対北朝鮮・対中国の臨戦態勢をとりつつ、これを基礎として米日、米韓の軍事同盟をリンクさせるかたちで米日韓三角軍事同盟を再構築・強化することを策している。
 13日に来日した米国防長官ゲーツは、首相・菅、防衛相・北沢らにたいして、日米の新たな「共通戦略目標」を策定することや、北朝鮮およびこれを庇護する中国にたいして米日韓の三国が協力して対応することを確約させた。このオバマ政権に呼応して、菅政権と韓国・李明博政権もまた、日韓両軍の物品役務相互提供協定(ACSA)や軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の締結に向けた協議を開始することを合意し(10日の日韓防衛相会談)、さらに日韓両軍の軍事的協力の強化をうたった日韓共同宣言を策定しようとしているのだ。
 まさにオバマ政権は、日・韓両権力者をつき従え、北朝鮮国家を「体制崩壊」に追いこむことをねらって、対北朝鮮の軍事的圧力を強化している。これにたいして金正日政権は、「自制」を求めている中国・胡錦濤政権の圧力を受けて、「六カ国協議の再開」を求めている。とはいえ金正日政権は、オバマ政権があくまでも「見返りを与えない」という姿勢をとりつづけていることのゆえに、アメリカからの「体制保証」をなんとかとりつけることを狙ったさらなる軍事的賭けにうってでる衝動をますます高めるにちがいない。朝鮮半島は今、一触即発の危機にあるのだ。
 北朝鮮の「抑止」を叫びつつ軍事演習をくり返している米・日・韓にたいして、中国およびロシアは、対抗的な軍事演習をくり返している。胡錦濤政権は、米空母「カールビンソン」が黄海への侵入の機をうかがっていたまさにそのタイミングで、しかも訪中した米国防長官ゲーツが胡錦濤との会談に臨もうとしていたまさにそのときに、新型ステルス戦闘機「殲20」の試験飛行を強行した。まさに胡錦濤政権は、対中国の軍事的圧力を強化しているオバマ政権にたいして軍事的に対抗する意志をむきだしにしたのだ。さらに胡錦濤政権は、黄海・東シナ海・南シナ海の制海権を米軍から奪取することをめざして、国産空母の建造や対艦弾道ミサイルの発射訓練の強行など、対米対抗の核軍事力増強に突き進んでいる。まさに今、東・南シナ海の制海権制覇をかけて、米―中が軍事的に対峙しあい、相互対抗的に軍事演習をくり返しているのだ。
 まさにこのゆえに、朝鮮半島にひとたび戦争の火が放たれるならば、ただちに米―中の直接的軍事衝突=新たな世界大戦へと発展転化しかねない。私たちが今、反戦の闘いを巻きおこさないならば、東アジアは戦争の業火に覆われかねないのだ。
 みなさん! 私たちは今こそ朝鮮戦争勃発阻止の闘いに起ちあがろう! 米日韓―中露の相互対抗的な軍事演習反対! 米日韓三角軍事同盟の強化を許すな! 南北朝鮮の、アジアの、全世界の労働者・民衆と連帯し、反戦の闘いを燃えあがらせよう!

◆日米安保同盟の飛躍的強化を許すな!

 東アジアにおける軍事的緊張がますます高まるなかで、菅政権は今、オバマ政権につき従い、日米安保同盟の飛躍的強化に突き進もうとしている。
 年明け早々に訪米した外相・前原は、米国務長官クリントンとの会談において、今春にも日米の新たな「共通戦略目標」を盛りこんだ日米安保共同宣言をうたいあげることを確約した。この日米安保共同宣言において日米両権力者は、胡錦濤の中国を〃主敵〃とし、これを軍事的に抑えこむことを両国の「共通戦略目標」としてうたいあげようとしているのだ。まさにこれは、日米安保同盟を対中国・対ロシアの攻守同盟としてよりいっそう強化することの宣言にほかならない。
 それとともに菅政権は今、消費税の増税に突き進もうとしている。14日に発足した再改造内閣において経済財政担当相(および「社会保障・税一体改革」担当相)に消費税増税論者の与謝野を据えたことは、消費税増税に突き進むという菅政権の意志を如実に示している。
 菅政権は、2011年度予算案において、軍事費や米軍関連経費として5兆円余りを計上した。さらに彼らは、大企業を救済するための法人税減税に踏みきろうとしている。これら莫大な軍事費支出や法人税減税による歳入減を埋め合わせるために、菅政権は、「持続可能な財源」と称して、労働者・学生にたいして消費税の増税を強制しようとしているのだ。
 私たちはこうした菅政権による戦争と貧困の強制に断固として反対しよう!

◆戦争と貧困を強制する菅政権を打倒しよう!

 朝鮮戦争勃発の危機が切迫しているにもかかわらず、日本共産党委員長・志位はこの期におよんでもなお「平和の流れが滔々と広がっている」(新春インタビュー)などと主張している。これほどボケきった対応がまたとあるだろうか! 日本共産党中央は、朝鮮戦争の勃発を阻止する闘いに起ちあがることも、米日韓の軍事演習に反対することも何一つ呼びかけていない。なにが「暗黒の時代に命がけで反戦平和の旗を掲げた党」だ! 戦争勃発の危機のなかで反戦・平和の声一つあげようとしない日本共産党中央を弾劾しよう!
 私たちは今こそ、腐敗をきわめる日本共産党中央のもとにある既成反対運動をのりこえ、「朝鮮戦争勃発阻止!」の闘いを巻きおこそう!
 新たな朝鮮戦争の勃発を阻止しうるのは、国境をこえた労働者・民衆の団結した力以外にない。私たちは今こそ、南北朝鮮をはじめとするアジア・世界の労働者・民衆と連帯し、国際的な反戦の炎を燃えあがらせよう! 金正日政権のもとで圧政と貧困に苦しんでいる北朝鮮の労働者・民衆や、李明博政権の対北敵視政策に反対してたたかっている韓国の労働者・民衆にたいして、今こそ38度線を越えて団結すべきことを訴えてたたかおう!
 米日韓―中露の相互対抗的な軍事演習に断固として反対しよう! オバマ政権が東アジアに空母2隻体制をとりつつ日・韓両権力者を従えての軍事演習をくり返していることを絶対に許してはならない。米日韓三角軍事同盟の再構築・強化を許すな! 同時に私たちは、中国・ロシアの両権力者が推し進めている対米対抗の核軍事力増強にも反対し、「米―中・露の新たな核軍事力増強競争反対!」を掲げてたたかおう!
 米日両権力者による日米新軍事同盟を対中・対露攻守同盟として強化するための一切の策動に反対しよう! 辺野古新基地建設阻止! 普天間基地の即時撤去をかちとろう! 菅政権が「新防衛大綱」にもとづいて自衛隊を米軍とともに戦える軍隊へと強化しようとしていることを、私たちは絶対に許してはならない!
 それとともに私たちは、菅政権による貧困の強制に断固として反対しよう! 消費税増税反対! 日本の農畜産業を破壊するTPP参加を許すな!
 普天間基地に隣接する沖縄国際大学においては、反戦をたたかう自治会の破壊をねらった沖縄県警と大学当局が一体となって、沖縄県学連・全学連の学生4名を「建造物不退去罪」なる容疑をデッチあげて不当にも逮捕するという許しがたい事態がひきおこされた。私たちはこうしたファシズム的な政治弾圧=自治会破壊の攻撃を打ち砕こう!
 みなさん! 今こそ私たちは、戦争と貧困の強制に反対する闘いを全国各学園から巻きおこそう! 11春闘の戦闘的高揚のためにたたかう労働者と連帯し、戦争と貧困を強制する菅政権を打倒しよう!
 1・23国会・米大使館包囲闘争にすべての学生は起ちあがろう!  (1月15日)
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