環境影響評価書の提出阻止! 辺野古への米軍新基地建設を許すな!
日米新軍事同盟の強化反対!
12・27防衛省前抗議闘争に決起

 12月27日、全学連は、政府・防衛省による沖縄県当局への環境影響評価書の提出を阻止すべく、東京・市ヶ谷の防衛省にたいする抗議闘争に断固として起ちあがった。沖縄県庁前で、実力阻止闘争をたたかっている沖縄の労働者・学生に呼応し、政府・防衛省にたいしシュプレヒコールを叩きつけ、抗議文を突きつけたのだ。既成指導部による「反安保」なき「基地の縮小・撤去」要求運動をのりこえ、「辺野古新基地建設阻止」の闘いを「日米新軍事同盟の強化反対!」の旗高く闘いぬいたのだ。

抗議文

野田政権は沖縄県当局への環境影響評価書の提出をやめよ! 辺野古への米海兵隊新基地建設を許さない! 日米新軍事同盟の強化反対!

 われわれ全学連は、政府・防衛省が沖縄県当局にたいして米軍辺野古新基地建設のための環境影響評価書の提出を強行しようとしていることを、絶対に許すことはできない!
 わが沖縄県学連の学友をはじめとする沖縄の労働者・学生は、まさにいま、環境影響評価書の提出を阻止するために、県庁前でピケットをはり実力阻止闘争を断固として闘いぬいている。この沖縄人民の闘いを踏みにじって、政府・防衛省は内容証明郵便による郵送などという前代未聞の姑息な手段を弄しながら、あくまでも評価書の提出を強行しようとしている。この野田政府・防衛省の暴挙を、われわれは絶対に許さない!
 いまこのときも県庁前において果敢に実力阻止闘争を闘いぬいている沖縄の労働者・学生と固く連帯し、わが全学連は、評価書の提出を、そして辺野古新基地建設の策動を粉砕するために、断固として闘う決意である。
 政府・防衛省は、沖縄県当局への環境影響評価書の提出をただちにやめよ!
 十一月の前沖縄防衛局長・田中の暴言を、われわれは、満腔の怒りを込めて弾劾する! この暴言こそは、力づくで基地建設を推進しようという野田政権の反人民的な本性を示してあまりあるではないか。この田中の暴言への沖縄の労働者・学生の怒りを傲然と踏みにじって、野田政権は、「年内に評価書を提出せよ」というオバマ政権の居丈高な要求に唯々諾々とこたえようとしているのだ。われわれは、アメリカ・オバマ政権への隷従ぶりをむき出しにし、辺野古への米海兵隊新基地建設をごり押しする野田政権を断固として弾劾する! 普天間基地を即時撤去せよ!
 われわれは、野田政権がアメリカ・オバマ政権とともに進める日米新軍事同盟の強化に断固として反対する! アメリカ・オバマ政権は、「アジア最重視」の名のもとに中国・胡錦濤政権に対抗するために、日米新軍事同盟にもとづき沖縄の米軍基地をあくまで対中国(対ロシア)の前線基地として再編・強化していくことに狂奔している。このオバマ政権とともに野田政権が日米新軍事同盟強化に突きすすむことを、われわれは絶対に許さない! オバマの要請にこたえての「武器輸出三原則」の見直しや南スーダンへの陸自派兵にも断固として反対する!
 辺野古新基地建設阻止! 普天間基地即時撤去! われわれは怒れる沖縄の労働者・学生と連帯して、〈基地撤去・安保破棄〉をめざして闘いぬく決意である!

内閣総理大臣 野田佳彦 殿
防衛大臣 一川保夫 殿

2011年12月27日
全日本学生自治会総連合(酒井委員長)
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