オスプレイ配備・飛行訓練粉砕! 原発再稼働・新増設阻止!
野田〃対米隷従〃政権打倒!

10・21労働者・学生統一行動

◆大間原発建設阻止!
◆全原発・核燃サイクル施設を廃棄せよ!
◆原発・核開発反対!
◆オスプレイの低空飛行訓練阻止!
◆米兵による女性暴行事件弾劾!
◆普天間基地即時撤去! 辺野古新基地建設阻止!
◆日米新軍事同盟の強化反対!
◆〈基地撤去! 安保破棄!〉めざしてたたかうぞ!
◆集団的自衛権行使の合憲化反対!
◆生活保護の切り捨て反対!
◆社会保障制度改悪阻止!
◆消費税増税阻止!
◆「反安保」を放棄した日共系反基地運動をのりこえたたかおう!
◆ネオ・ファシズム反動の嵐を突きやぶれ!


芝公園での決起集会


首相官邸前

アメリカ大使館前
 10月21日国際反戦デーのこの日、全学連と反戦青年委員会は労働者・学生統一行動に断固として決起した。安保強化、原発・核開発、社会保障切り捨てに突き進む野田政権打倒の炎を首都中枢に燃えあがらせた。たたかう労学は決起集会において、米日両権力者をして震撼せしめた普天間基地全ゲート封鎖という画歴史的闘いの凱歌を高らかにうたいあげた。既成指導部による議会主義的闘争歪曲をのりこえ今こそ野田政権を労学の実力で打倒せよ! 安倍・石破の自民党や維新の会の橋下らによる改憲・安保強化の叫びたてを許さず、ネオ・ファシズム反動の嵐を打ち砕け! 労学は怒りに燃えて、アメリカ大使館・国会・首相官邸にたいする戦闘的デモンストレーションをうちぬいた。


原発再稼働・新増設阻止! オスプレイ配備・飛行訓練粉砕!
10・21労働者・学生統一行動に起ちあがろう!
野田“対米隷従”政権を打倒しよう!


 全ての学生のみなさん!
 許しがたいことに、アメリカ・オバマ政権は、労働者・人民の抗議を踏みにじって、普天間基地に配備した米海兵隊輸送機MV22オスプレイの低空飛行訓練を、連日連夜くりかえしている。オスプレイ配備を実力で阻止するために普天間基地の全ゲートを封鎖した沖縄の労働者・人民の闘いに震撼せしめられたオバマ政権・米海兵隊は労働者・人民への憎悪をたぎらせ、あえて威嚇的に低空飛行や転換モードでの飛行を強行しているのだ。満腔の怒りをこめて弾劾しよう!
 われわれは沖縄の労働者・人民の最先頭でオスプレイ配備を実力で阻止するために普天間基地ゲート封鎖の実力闘争を闘いぬき、オスプレイを受けいれようとしていた普天間基地を機能麻痺にたたきこんだ。見よ! 拳銃で武装し軍用ブルドーザーさえ駆りだして労働者・人民の基地突入を食い止めにかかった、米海兵隊の恐怖と憎悪に満ちた姿を! この「本土復帰」後初の歴史的闘いは米日両権力者をして震撼せしめたのだ。沖縄の労働者・学生・市民はさらにいま、米海軍兵士がひきおこした婦女暴行の犯罪への憤激をたぎらせながら、「米軍を叩き出せ! 基地撤去!」の怒りに燃えて闘いを継続している。彼らと固く連帯し、オスプレイ配備・飛行訓練粉砕・普天間基地即時撤去・辺野古新基地建設阻止のために断固としてたたかおうではないか! 米海軍兵士による沖縄での女性暴行事件を断固として弾劾しよう!
 オスプレイ配備に全面協力した野田政権は原発・核開発に関しても“対米隷従”ぶりをむきだしにしている。オバマ政権に「閣議決定で政策を縛るな」と恫喝され縮みあがった野田政権は、「2030年代に原発稼働ゼロ」という欺瞞的看板を掲げた新エネルギー戦略の閣議決定を早々にとりやめ、大間原発の建設再開に踏みきった。野田政権による原発再稼働・核燃サイクル開発への突進を絶対に許してはならない!
 政権奪回を策すタカ派ナショナリストの安倍・石破の自民党はいま、まさに野田民主党政権以上の“対米隷従”ぶりをあらわにし、安保強化・改憲を叫びたてている。この安倍とイデオロギー的には似たりよったりのネオファシスト・橋下の「日本維新の会」が、既成政党と異なる“決断力”を持つ政党であるかのように押しだし「国政進出」を狙っている。34万人の被災者をそっちのけにしてみにくい権力抗争をくりひろげているネオ・ファシストどもを断じて許してはならない。
 今こそ「連合」指導部や日本共産党中央の闘争抑圧・闘争歪曲を許さず、労働者・学生の実力で“対米隷従”野田政権を打倒しよう! 全ての学生は決意も固く10・21労学統一行動に起ちあがろう!

オスプレイの配備・低空飛行訓練粉砕! 日米新軍事同盟の飛躍的強化を許すな!

 オスプレイを普天間基地に配備したオバマ政権は、「できるだけ人口密集地を避ける」とかという日米合同委員会の覚書をも平然と踏み破って、市街地を含む沖縄全島で飛行訓練を強行している。さらに静岡県のキャンプ富士や神奈川県の厚木基地、東京の横田基地などを拠点として、全国での低空飛行訓練を強行しようとしている。“誰がオキナワを、日本を守ってやっていると思っているのか”と言わんばかりのなんという居丈高な恫喝であろうか! オバマ政権は尖閣諸島をめぐる日・中の領土争いについては「いずれの肩ももたない」と野田政権を突き放しておきながら、オスプレイ配備については“属国がガタガタ言うな!”とばかりに全面協力を迫っているのだ。そればかりではない。いまやオバマ政権は、普天間基地を移設すれば「これほど異論も出ないのではないか」(在沖米総領事マグルビー)などと言い放ち、辺野古新基地建設をもごり押ししている。
 そしてこのオバマ政権に唯々諾々とつき従う“対米隷従”野田政権もまた「次のステージ」(防衛相・森本)と称して辺野古新基地建設に全面的に協力する意志をむき出しにしている。
 今アジアにおいて米・日と中国とが相互対抗的に軍事演習を繰り返し、軍事的緊張がいや増しに高まっている。オバマ政権は米日に対抗して軍事行動を激化させる中国・胡錦濤政権を軍事的に威圧するために、G・ワシントンとステニスの2つの空母打撃部隊を西太平洋からインド洋に遊弋させ警戒監視と軍事演習を行っている。さらに米日両政府は、11月5〜16日、九州・沖縄を中心に米日両軍一万人規模で日米共同統合演習を強行しようとしている。その一環として沖縄の入砂島では初となる米海兵隊・陸自の離島奪還訓練を行うこともぶち上げた。
 米日両権力者は、オスプレイ配備や共同軍事演習実施を焦点として日米新軍事同盟を対中国攻守同盟として飛躍的に強化する策動に打ってでている。「動的防衛協力」の合意にもとづいて、実質の米日統合軍をアジアに展開させ、警戒監視や軍事演習など対中国の軍事作戦を不断に担わせつつあるのだ。
 これに対抗するかたちで、胡錦濤政権は、空母「遼寧」を就役させるとともに、海軍艦艇7隻に宮古島沖を通過させて米空母を牽制する太平洋上での軍事演習を強行した。そのうえこの艦隊にはじめて西表島・与那国島間の接続水域を通過させ、尖閣諸島に接近する軍事的示威行動をくり広げた(10月16日)。
 いまこそ私たちは、普天間基地ゲート封鎖の画歴史的な闘いの地平にふまえ、反戦反安保闘争のさらなる前進をかちとるのでなければならない。日共中央はオスプレイ配備絶対阻止の普天間基地ゲート封鎖闘争から完全に逃亡した。彼らは口先では「安保廃棄を国民的多数へ」などというけれども、まさに「米軍を叩き出し基地撤去を!」と起ちあがった労働者・人民に真っ向から敵対したのだ。この日共中央を弾劾し、日米新軍事同盟の飛躍的強化に反対することを鮮明にしてたたかおう! 野田政権による安保強化に見あったかたちでの集団的自衛権行使の合憲化に反対しよう! 反中ナショナリズムを煽りつつ、安保強化を叫ぶ民主・自民の政治エリートどもを許すな! 中国政府の尖閣領有を策しての反プロレタリア的策動を弾劾し、中国の対米対抗的核軍拡にも反対しよう! 現下のアジアにおける戦争的危機の根源である米−中・露の核軍事力増強競争に断固として反対しよう!

原発の再稼働阻止! 大間・島根原発建設阻止! 全ての原発・核燃サイクル施設を即時廃棄せよ!

 野田政権は大間原発と島根原発三号機の建設再開を承認したことを号砲として、“国策会社”である電源開発に大間原発の建設を再開させた。津軽海峡の海底に縦横に走る巨大活断層の真上において、危険きわまりないフルMOXでのプルサーマル運転を行おうというのだ。絶対に許してはならない!
 日本原燃は六ヶ所村再処理工場を稼働させるためにガラス固化体製造試験を行うとともに、MOX燃料加工工場の建設を進めている。野田政権はプルサーマル運転を基軸とする核燃サイクル開発に突進しているのであって、野田政権が押しだす「二〇三〇年代に原発稼働ゼロ」なるものは真っ赤なウソでしかないのだ。
 オバマ政権の「閣議決定で政策を縛るな」「選挙で選ばれた人がいつでも政策を変えられる可能性を残せ」という恫喝に震え上がった野田政権は、「革新的エネルギー・環境戦略」の閣議決定をわずか5日間でとりやめた。いまや「エネルギー安定供給」、「潜在的核保有能力の確保」という国家戦略にもとづいて、原発・核燃サイクル開発を推進してゆくという悪辣な本性をむきだしにしているのだ。野田政権による原発再稼働・新増設阻止! 核燃サイクル開発を阻止しよう! 福島原発事故から一年七ヵ月を経た今、原発事故被災者を見殺しにして、原発の再稼働・新増設に突きすすむ野田政権を絶対に許すな! 政権奪回を策す自民党総裁・安倍は「原発推進そのものは間違いではなかった」「今ゼロというのはきわめて無責任」と叫びたてている。「小型原子爆弾の使用は合憲」を持論とし、「〔原発は〕核の潜在的抑止力」と公言しているのが安倍・石破である。福島原発事故を招いた張本人であるその犯罪にほおかむりして、原発・核燃サイクル開発推進を叫びたてる自民党をもわれわれは断じて許してはならない!
 日共・不破=志位指導部はようやくにして「即時原発ゼロの実現」という提言を行った。まさに「全原発の即時停止を主張しないのは犯罪的だ」というわれわれの批判にたいして完全に白旗を掲げたのだ。だが日共中央は「潜在的核保有」という国家権力者どもの悪辣な野望を一切不問に付し、「エネルギー安定供給」という政府・独占資本家とまったく同じ土俵にたって、「エネルギーと日本経済の未来を切りひらく」代案の緻密化にうつつを抜かしているにすぎない。
 われわれは「エネルギー政策転換」要求運動をのりこえ、核燃サイクル開発を根幹とする原発・核開発政策に反対するとともに、一切の原発・核燃施設の建設・稼働・運転を阻止しよう! 「原発・核開発阻止!」の旗高くたたかおう!

野田“対米隷従”政権を労学の実力で打倒しよう!

 野田政権や自民党は生活保護の切り捨てを狙って、生活保護受給者の多くを「不正受給」している犯罪者ででもあるかのように描きだす悪辣なバッシングを行っている。さらに高齢者医療の窓口負担を1割から2割にするなど社会保障制度の大改悪を狙っているのだ。「社会保障の充実のため」などというペテン師的言辞を弄しながら消費税大増税と社会保障切捨てに突きすすむ野田政権に断固として反対しよう!
 われわれは、反動性をむき出しにする野田“対米隷従”政権を今こそ労働者・学生の実力で打倒しようではないか!
 いま原発再稼働やオスプレイ配備にたいする労働者・人民の反対運動が高揚していることに、野田政権は恐怖し憎悪をたぎらせている。自民党や「日本維新の会」の政治エリートどもは、自治労・日教組をはじめとする労働組合の破壊を絶叫している。われわれはネオ・ファシズム反動の嵐を労働者・学生の団結で断固としてうち砕こうではないか!
 野田政権を尻押しし続ける「連合」古賀指導部の闘争抑圧をはねのけ、職場深部でたたかう労働者たちは労働組合執行部をつきあげ、原発再稼働反対の闘いやオスプレイ配備阻止の闘いに起ちあがっている。政府・独占資本家による大量首切り・賃下げ攻撃をうち砕くためにたたかう労働者のみなさんと固く連帯してたたかおう!
 全国でたたかう仲間と固く連帯し、10・21労学統一行動に起ちあがろう!               (10月18日)
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