オスプレイ追加配備絶対阻止! 普天間基地撤去! 
全米軍基地撤去! 安保粉砕!
8月、普天間基地野嵩ゲート封鎖闘争に決起

8月3日、野嵩ゲート前

8月3日、野嵩ゲートを座りこみで封鎖

8月3日、警察権力のごぼう抜きに抗しゲートを封鎖

8月3日、オスプレイに怒りの拳

8月6日、嘉手納基地ゲート前

8月12日、国道330号線に座りこみ
 8月、沖縄県学連と全学連全国派遣団の学生は、アメリカ帝国主義・オバマ政権によるMV22オスプレイの普天間基地への追加配備を実力で阻止するために敢然と決起した。8月1日から数週間におよぶ激闘を、怒れる沖縄の労働者・人民とスクラム固く闘いぬいたのだ。
 オバマ政権・海兵隊が突如として翌3日にもオスプレイを普天間基地に飛来させることを発表した8月2日、学生たちは徹夜で普天間基地ゲート前に座りこんだ。
 そして翌3日、オスプレイ配備を実力阻止するために、怒りに燃えて結集した県学連・全学連の学生たちと労働者・人民は普天間基地・野嵩ゲート封鎖闘争に勇躍決起した。県警・機動隊の弾圧に抗してゲート前に座りこみ、午前7時から9時過ぎまで二時間以上にわたりゲートを封鎖した。午前9時以降、県民会議のもとに結集した350名の労働者・市民とともにゲート前での集会を継続する。「オスプレイ配備阻止! 警察の弾圧を許さないぞ!」 県学連・全学連の学生の奮闘によって、集会は警察権力による弾圧をはねかえし、オスプレイ配備を実力で阻止する決起集会として塗りかえられた。午後4時半過ぎ、ついにオスプレイの機体があらわれた。転換モードで闘う人民の真上を通過し基地に進入しようとする。労働者・学生・市民は飛来するオスプレイのどてっぱらに、怒りのシュプレヒコールを何度も突きつけた。米軍当局はこの日の追加配備を当初予定の4機から2機に減らさざるを得なくなったのだ。
 8月4日には、野嵩ゲート前集会とともに、3日の県警による市民の不当逮捕を弾劾する宜野湾警察署前での抗議行動にも決起した。
 8月6日、前日にひきおこされた米空軍ヘリのキャンプ・ハンセンでの墜落事故を弾劾する、対嘉手納基地緊急抗議闘争に起ちあがった。「すべての米軍基地を撤去せよ!」というスローガンが掲げられたこの集会の参加者にたいして、県学連・全学連の学生は「米軍ヘリ墜落事故弾劾! 〈基地撤去・安保破棄〉めざして進撃しよう!」と訴える緊急声明(下部に掲載)を配布した。
 8月12日朝、ヘリ墜落事故の「原因究明」すら行うことなく残るオスプレイの追加配備を強行しようとしたオバマ政権・海兵隊にたいして断固とした反撃に決起した。午前6時半、学生たちは沖縄の労働者・人民とともに国道330号線の中央線上に座り込み、普天間基地に入ろうとする米軍車両の通行を身を投げ出して阻止した。8時過ぎ、オスプレイ8機が岩国を飛び立ったという報告が入り、労働者・人民の怒りはさらに燃えあがる。朝のラッシュを迎えた国道は大渋滞となり、通勤のドライバーからは「よくやった!」「がんばれ!」と檄が飛ぶ。労働者・学生・市民は約二時間半にわたって米軍車両の基地進入を阻止する闘いを継続したのだ。オスプレイの飛来が迫った10時前、さらに多くの労働者・学生・市民が国道の中央線上に一斉に座りこんだ。県警機動隊によってごぼう抜きされ歩道へ排除されても、何度も道路上に戻って座りこむ。こうして国道330号線は一時完全に寸断され、米軍車両の基地への進入はストップした。まさに闘いが最高潮に達したそのとき、オスプレイ8機が上空に姿を現す。労働者・学生・市民は「オスプレイ配備を許さないぞ!」「すべての米軍基地を撤去するぞ!」と怒濤のごとくシュプレヒコールを叩きつけた。
 県学連・全学連の学生たちは、日共系の「反安保」ぬきのオスプレイ配備反対運動をのりこえて、〈全米軍基地撤去・安保破棄〉の旗を高々と掲げて闘いぬいた。学生たちは、沖縄の労働者・人民とともに普天間基地野嵩ゲート封鎖、国道330号線封鎖闘争をたたかいぬいた地平にふまえて、「オスプレイ全機撤去! 普天間基地即時撤去!」の闘いのさらなる大爆発をかちとるために奮闘している。


沖縄県学連・全学連緊急声明

米軍ヘリ墜落事故弾劾! オスプレイ追加配備阻止!
全機即時撤去! 〈基地撤去・安保破棄〉めざして進撃しよう!


  (1)
 オスプレイの追加配備を阻止するためにゲート前闘争を果敢に闘いぬいている労働者・市民のみなさん! 昨日8月5日午後4時すぎ、オスプレイが岩国基地から普天間基地めがけて飛びたとうとしていたまさにそのときに、沖縄・宜野座村のキャンプ・ハンセンにおいて、訓練中の米空軍嘉手納基地所属のヘリ「HH60ブラックホーク」が墜落・炎上した。またしてもひきおこされたこの墜落事故を、われわれは満腔の怒りをこめて弾劾する!
 「これが沖縄の現実だ!」「これでもオスプレイを配備する気か!」――沖縄全島において労働者・人民の怒りは爆発している。もう許せない! オスプレイの追加配備を実力で阻止せよ! 全オスプレイの撤去、普天間基地の即時撤去を労働者・学生・市民の団結した闘争で闘いとるために、決意も新たにゲート封鎖闘争を闘いぬけ! 今こそ〈いっさいの米軍基地撤去・安保破棄〉めざして進撃しよう!

  (2)
 オバマ政権・米軍当局は、ヘリ墜落事故直後にただちに現場を封鎖し、事故現場に向かおうとした宜野座村役場の職員や日本のマスコミを追い返した。そればかりかオバマ政権・米軍当局は、オスプレイ配備に反対する労働者・人民の怒りが爆発することを怖れて、事故をひきおこしたことをみずから公表すらせず隠蔽をはかった。一時間以上も「問い合わせ」をやらないことで加担したのが安倍政権だ。この悪の結託を断じて許すな!
 対中国の攻守同盟として日米新軍事同盟を強化するためには、沖縄人民の命を犠牲にし反対の声を踏みにじることなど何とも思っていないのが、オバマ政権であり安倍政権なのだ。
 こんなことが許せるか! われわれは今こそ沖縄人民の敵=米日両権力者にたいする怒りを燃えあがらせよう!

  (3)
 尖閣諸島をめぐっての米・日―中の軍事的な緊張が一挙に高まるなかでひきおこされた今回の米軍ヘリ墜落事故は、沖縄人民の命と生活を米軍基地・軍事訓練が脅かしつづけていることをまたしても浮き彫りにした。こうした「基地あるがゆえの苦しみ」は、1952年に発効したサンフランシスコ講和条約第3条ならびに、そのときに同時に発効し、その後改定強化されてきた日米安保条約を根拠として、日々、沖縄の人民に強制されている。
 われわれの眼前にある在沖米軍基地、「銃剣とブルドーザー」によって人民からアメリカ帝国主義が奪いとり建設したこの米軍基地を撤去するために、今こそ猛然と闘いにうってでるのでなければならない。米軍の番犬として立ちはだかる日本政府・警察権力の弾圧をうち破れ!
 全基地撤去をかちとるためには、この米軍基地の法的根拠たる日米安保条約そのものの破棄をかちとる以外にはありえない。われわれは、〈一切の米軍基地撤去・安保破棄〉めざして進撃を開始するのでなければならない。〈軍国日本〉再興のための憲法大改悪阻止! 日本の軍事強国化粉砕!
 闘いのときは今だ! 今こそ、勝利をめざして労働者・学生・市民は全島から怒りに燃えて総決起しよう! 
 わが県学連・全学連はこの闘いの先頭に立つ決意である。ともに闘おう! (8月6日)
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