安倍ネオ・ファシスト政権を打倒せよ!

12・1首相官邸デモ

 ◆日米新ガイドライン策定阻止!
 ◆集団的自衛権行使の合憲化反対!
 ◆辺野古ボーリング調査を阻止しよう!
 ◆秘密保護法撤廃!
 ◆憲法改悪阻止!

 ◆
消費税増税阻止!
 ◆アベノミクス粉砕!


 
 総選挙公示日を目前にした12月1日、全学連のたたかう学生たちは、戦争と貧困を強制する安倍ネオ・ファシスト政権への煮えたぎる怒りに燃えて、首相官邸に戦闘的デモンストレーションで進撃した。官邸の土手っ腹に「安倍ネオ・ファシスト政権打倒!」「アベノミクス粉砕!」「日米新軍事同盟の強化反対!」の怒りの拳を断固として叩きつけたのだ。

解散・総選挙による「アベノミクス」の破綻の居直りを許すな!
〈戦争と貧困とファシズム〉を強制する安倍政権を打ち倒そう!
12・1首相官邸デモに起ちあがろう!


 安倍首相は、「アベノミクスの道しかない」などと叫びながら解散・総選挙にうってでました。七-九月期のGDP速報値が―四-六月期と連続して―マイナス成長となったことに青ざめた安倍は、この歴然たるパンクを居直り、なおもアベノミクスを強行しつづける意志をむきだしにしているのです。アベノミクスは、一部の大企業経営者や富裕層に利殖の機会を与え、学生や労働者を貧困に突き落とすとんでもないものです! 労働者・人民にさらなる犠牲を強いようとしている安倍政権を許してはなりません!
 同時に私たちは、すべてのみなさんに警鐘を打ち鳴らします! 安倍政権が解散・総選挙にうってでたのは、みずからの手で「戦争放棄」「戦力不保持」をうたった現行憲法を破棄し、「自主憲法」の制定をなしとげるために、長期政権の基盤をうち固めることをたくらんでいるからなのです。そのために安倍首相は、野党の選挙準備が整っていない今を狙って、解散・総選挙にうってでたのです。「集団的自衛権行使」合憲化や秘密保護法、辺野古新基地建設など、巨万の労働者・学生が首相官邸を包囲し猛反対を突きつけた諸政策についても、選挙で国民の信を得た≠ニ居直って矢継ぎ早に強行実施することをたくらんでいるにちがいありません。
 総選挙になだれこむことによってアベノミクスの破綻を居直り、憲法改悪にむけて新たな突進を開始した安倍政権に怒りを突きつけよう! 新ガイドライン反対、「集団的自衛権行使」合憲化反対、辺野古新基地建設阻止、秘密保護法撤廃、消費税再増税・アベノミクス反対などの運動を燃えあがらせ、安倍政権を打ち倒そう! 十二月一日、首相官邸を怒りのデモで包囲しよう!

〈戦争と貧困とファシズム〉を強制する安倍政権を許すな!

 安倍首相は、今回の選挙は「アベノミクス選挙だ」などと叫びたて、アベノミクスを強行実施する意志をむきだしにしています。冗談ではありません! 「円安・株高」局面をつくりだすことを狙ったアベノミクスの「第一の矢」=金融緩和策は、一部の大企業経営者と一握りの富裕層とヘッジファンドに利殖の機会を与え、他方で犠牲の一切を労働者・勤労人民に強制するものなのです。現に、実質賃金は十五ヶ月連続で下落し、円安と消費税の増税によって物価高騰に拍車がかかり、私たち学生と労働者民衆の生活はますます苦しくなるばかりではありませんか。
 アベノミクスの第三の矢=「成長戦略」と称してすすめようとしている労働者派遣法の改悪は、派遣労働者を一生涯派遣の地位のまましばりつけ、正社員の首切り・派遣へのおきかえに拍車をかける徹頭徹尾、労働者・学生を痛めつけるものにほかなりません。その一方で、労働者を使い捨てにする大企業の独占資本家には法人税の減税をはじめとする徹底した優遇策をとり、安保強化や軍事強国化のためには莫大な軍事費を湯水のごとく計上しているのが、安倍政権なのです。安倍政権は、法人税の二〇%台への減税による税収減を穴埋めするとともに、五兆円をこえる軍事費を確保するためにこそ、消費税税率の十%への引き上げを一年半後の一七年四月には景気状況にかかわりなく「確実に」実施することを宣言したのです。これほど悪辣な大衆収奪があるでしょうか。労働者・学生を貧困の奈落に突きおとすアベノミクスを粉砕しよう! 消費税再増税を絶対に阻止しよう!
 許しがたいことに、安倍政権は、解散表明をした翌日に、辺野古ボーリング調査のための桟橋設置作業を強行しました。沖縄県知事選において、保守系ではあるけれども「新基地建設反対」を訴えた翁長氏が一〇万票差で圧勝したことについて、「新基地建設の賛否が争点の選挙ではない。基地建設は粛々とすすめる」(菅官房長官)などと言い放ちながら。沖縄で燃えあがる「辺野古新基地建設阻止」の労働者・学生の声の高まりに脅えている安倍政権は、ますます強権性をむきだしにしているのです。沖縄でたたかう労働者・学生と連帯して、「辺野古新基地建設阻止」の怒りを安倍政権にたたきつけよう!
 没落する軍国主義帝国アメリカのオバマ政権と対米挑戦にいよいよ拍車をかける中国・ロシアの権力者が激突するまっただなかで、安倍政権は、オバマ政権とともに新ガイドラインの策定をつうじて、日米軍事同盟をグローバル・アライアンス=対中国・ロシアの攻守同盟として飛躍的に強化しようとしています。日本をアメリカとともに戦争のできる軍事強国へと飛躍させようとしているのです。そのために安倍政権は、「集団的自衛権行使」合憲化の閣議決定の強行につづいて、自衛隊法や周辺事態法をはじめとする安全保障関連法の整備をたくらんでいるのです。新ガイドラインの策定と日米新軍事同盟のグローバル・アライアンスとしての強化に反対しよう! 「集団的自衛権行使」合憲化反対! 侵略戦争のための関連法の制定を許すな!
 日米新軍事同盟の強化と憲法改悪、消費税再増税に突きすすむ安倍政権は、反対運動や政府に異をとなえるすべての者にたいする弾圧を狙っています。安倍政権が、新ガイドライン策定の策動と一体でたくらんでいる秘密保護法の施行を絶対に阻止しよう! 米軍と自衛隊にかかわるものをはじめとして、あらゆる情報を日本版NSCのもとで秘密にし、これを暴きだす者にたいしては重罰を科す―戦争準備のための治安弾圧立法=秘密保護法を、労働者・学生・市民の巨大な運動の力で葬りさろう! 反戦をたたかう自治会つぶしをはねかえそう! 労働組合にたいする破壊攻撃を許すな! NSCを頂点とする日本型ネオ・ファシズム支配体制の強化に反対しよう!
 すべての学生のみなさん! まさしく安倍政権は、労働者・学生に〈戦争と貧困とファシズム〉を強制する反動政権にほかなりません。今こそ労働者・学生・人民の怒りを総結集し、安倍政権を打ち倒そう!

今こそ安倍政権に怒りを!

 この決定的局面で、日本共産党の指導部は、「(総選挙における)日本共産党の躍進で安倍暴走ストップ」(志位委員長)と叫んでいます。憲法改悪を射程に入れて新たな突進を開始した安倍政権への危機感もなく「反ファシズム」の闘いを呼びかけることもしていません。彼らは、労働者・学生の闘いの一切を自党への一票≠ノ収れんし解消しようとしているのです。
 しかも、彼らが「どんな問題でも抜本的対案を示す」と称して掲げている選挙向けの代案の内実は、「日本経済を再生させるため」の「消費税に頼らない別の道」=財政再建の方策をしめす、というものでしかありません。安倍政権が、労働者・勤労人民から大衆収奪をさらに強化しようとしているこのときに、安倍政権への怒りもなく、「保守層」にたいして「日本経済再生」に責任をもつ党としてアピールすることに腐心しているのが日共中央なのです。安倍政権にたいして、「日本経済の再生」を基準としてその有効性≠競い合うのでは、消費税増税の攻撃を打ち砕く階級的団結を創造することはできません。
 「北東アジア平和協力構想」と称する安全保障政策の代案にしても、それは「日米、米韓の軍事同盟が存在するもとでも追求しうる」(志位委員長)というように、軍事力はもちろんのこと軍事同盟の存在をも前提にしたものでしかありません。日米新軍事同盟の対中国攻守同盟としての飛躍的強化に反対する闘いを創造することを放棄して、軍事同盟の存在を前提にした安全保障政策の宣伝に一切の運動を解消することによっては、安倍政権による「戦争をする国づくり」の攻撃を打ち砕くことは決してできないのです。
 労働者・学生の闘いを選挙に向けてのカンパニアに歪曲する日共中央をのりこえたたかおう! 安倍政権が最も恐れているのは、労働者・学生の大衆的運動の高揚であり、階級的団結の強化にほかなりません。今こそ労働者・学生・人民の怒りで安倍ネオ・ファシスト政権を包囲しよう!
 新ガイドライン策定阻止・「集団的自衛権行使」合憲化反対の闘い、辺野古新基地建設阻止の闘いをさらに燃えあがらせよう!「日米新軍事同盟の強化反対・対中国攻守同盟の本格的構築反対」の旗高く、反戦反安保闘争としての高揚をかちとろう! 〈基地撤去・安保破棄〉めざしてたたかおう!
秘密保護法撤廃! 「日本型ネオ・ファシズム支配体制の強化反対」の旗高くたたかおう!
 〈軍国日本〉再興を策す安倍政権による憲法改悪を許すな!
 アベノミクス粉砕! 消費税再増税絶対阻止! 
 川内原発再稼働反対! 原発・核開発阻止!
 これらの闘いを、たたかう労働者と連帯しておしすすめ、そのただなかで〈反ファシズム統一戦線〉を構築しよう! この力で、安倍ネオ・ファシスト政権を打倒しよう! すべての学生は、12・1全学連緊急闘争に起ちあがろう!       (十一月二十四日)
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