日米首脳会談反対! 対中攻守同盟反対!

4・16 対首相官邸・米大使館闘争に決起
 ◆敵基地先制攻撃態勢の構築反対!
 ◆アメリカの地上発射型中距離ミサイルの日本配備阻止!
 ◆辺野古新基地建設阻止!
 ◆日米合同の大軍事演習反対!
 ◆〈基地撤去・安保破棄〉めざしてたたかうぞ!
 ◆中国ネオ・スターリン主義による反人民的策動弾劾!
 ◆米中冷戦下の戦争勃発の危機を突き破れ!
 ◆米−中露の核戦力強化競争反対!
 ◆憲法改悪阻止!
 ◆「デジタル改革」関連法の制定阻止!
 ◆トリチウム・放射能汚染水の海洋放出決定弾劾!
 ◆菅日本型ネオ・ファシズム政権打倒!

 
 
 4月16日、首相・菅が訪米しアメリカ大統領バイデンとの初の首脳会談に臨もうとしていたその時に、たたかう学生たちは、「日米首脳会談反対」「対中攻守同盟の強化反対」を掲げ、首相官邸とアメリカ大使館にたいする闘争に決起した。
 台湾海峡周辺に米中が相互対抗的に軍用機や空母を送りこみ、まさに一触即発の危機が切迫しているまっただ中で開催された日米首脳会談。この会談において、バイデンと菅とは、「台湾海峡の平和と安定の重要性」を正面から掲げ、中国の台湾軍事侵攻を阻止する米日共同の軍事態勢を構築することを宣言した。これこそ、米日両最高権力者による対中国攻守同盟の公然たる宣言という重大な意味を持つ。バイデンと菅とは、さらに、軍事分野のみならず、半導体などの戦略物資の供給網確立、新型コロナワクチンの供給など政治・経済を含むあらゆる部面において日米両国家が連携し中国に対抗することを謳いあげた。この首脳会談こそはまさに、バイデン政権が中国を抑えこむために世界的に構築しようとしている政治的・軍事的・経済的包囲網の中軸をなすものとして米日の帝国主義的同盟を位置づけ、「属国」日本を総動員することを告知するものであったのだ。
 この首脳会談の開催に断固反対して、全学連のたたかう学生たちは、闘争放棄を決めこむ日共系反対運動をのりこえ、全国各地で起ちあがったたたかう学生たちとともに唯一、闘いに決起した。学生たちは、首都中枢に敵国家権力の敷いた厳戒態勢を突き破り、反戦反安保の闘いの炎を燃えあがらせたのだ。

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