イスラエルのガザ人民大虐殺弾劾!
大軍拡反対! 〈プーチンの戦争〉粉砕!

10・15労働者・学生統一行動
◆イスラエルを支えるバイデン政権弾劾!
◆改憲・大軍拡阻止!
◆辺野古「代執行」を許すな!
◆南西諸島へのミサイル配備阻止!
◆日米グローバル同盟粉砕!
◆日本型ネオ・ファシズム支配体制の強化反対!
◆岸田政権を打倒するぞ!
 10月15日、たたかう労働者・学生たちは、「イスラエルによるガザ人民大虐殺弾劾! 地上軍の突入阻止!」の怒りの声を首都中枢に轟かせた。ネタニヤフ政権がガザ地区に10万の地上部隊を突入させようとしていたまさにその時に、労働者・学生は、このシオニスト権力の暴虐を弾劾し断固として起ちあがったのだ。
 それとともに労働者・学生は、「反安保」を放棄した日共系反対運動をのりこえ、「大軍拡反対! 辺野古新基地建設阻止!」の怒りの拳を国会・首相官邸・アメリカ大使館に叩きつけた。さらに「〈プーチンの戦争〉粉砕」の巨弾をロシア大使館に叩きこんだ。
 全国の仲間と連帯し、首都中枢に反戦の火柱を赤々とぶちあげたのだ。

≪デモに向けた呼びかけ≫
10・15労学統一行動に起ちあがろう!
〈米―中・露激突〉下の熱核戦争勃発の危機を突き破ろう
辺野古新基地建設阻止! 大軍拡反対! 改憲阻止!
〈プーチンの戦争〉を打ち砕く闘いの爆発を!


 すべての学生のみなさん。いま岸田政権は、沖縄県辺野古への米海兵隊新基地建設やアメリカ製巡航ミサイル「トマホーク」の自衛隊への前倒し配備などの反動攻撃を、強権性をむきだしにしてふりおろしている。アメリカ・バイデン政権とともに、日本列島の軍事要塞化につきすすんでいるのだ。辺野古基地建設・大軍拡を打ち砕く反戦反安保の闘いに、全国から総決起しよう!
 台湾をめぐって米・日・韓と中・露とがぶつかりあい、そして朝鮮半島をめぐっては米・日・韓と、ロシアと結託した北朝鮮とが角逐し、熱核戦乱勃発の危機がかつてなく高まっている。この危機を突き破る反戦闘争に、いまただちに起ちあがろう! 〈プーチンの戦争〉を打ち砕こう! 10月15日の労働者・学生統一行動に、ともに起ちあがろうではありませんか!

〈新東西冷戦〉下の熱核戦争勃発の危機を突き破れ!

 台湾の総統選(来年1月)を前にして、中国の習近平政権は、空母機動部隊を動員して海と空から台湾を包囲するなど、台湾侵攻の予行演習というべき軍事行動をくりかえしている。台湾人民にたいして、民進党政権の継続を選ぶな、さもなくば台湾は火の海になるぞという露骨な恫喝をしかけているのだ。
 この習近平政権にたいして、アメリカのバイデン政権は岸田政権とともに、対中国戦争計画にのっとった軍事演習の連続的な強行をもってこたえている。10月14日からは、米海兵隊と陸自の離島奪還訓練「レゾリュート・ドラゴン」を、台湾からわずか110qに位置する与那国島および石垣島を舞台に強行しようとしている。
 こうして台湾近海において中国と米・日などの権力者が相互に核軍事力をつきつけあいながら「演習」という名の軍事行動をくりひろげている。このことそのものが、戦乱の危機を日々高めているのだ。米・日などと中国との相互対抗的な軍事的応酬に断固として反対しよう。アメリカを中心とした多国間軍事演習の強行反対! 台湾人民に銃口をつきつけるネオ・スターリン主義・中国の犯罪を怒りを込めて弾劾しよう! 
 朝鮮半島をめぐっても危機は高まっている。北朝鮮の金正恩政権が、核大国ロシアのプーチン政権から、軍事偵察衛星や原子力潜水艦の開発に関する技術支援の確約を――武器・弾薬や労働力を差しだすことと引きかえに――とりつけた(9月の露朝首脳会談)。そうすることによって、米本土を射程に入れる大陸間弾道ミサイルや、韓国・日本を標的にする戦術核の獲得に一挙に近づいたのだ。この北朝鮮権力者にたいして、バイデン政権は、対北の強硬策をとる尹政権および日本の岸田政権とともに、戦略爆撃機や核兵器を搭載した原潜を日本・韓国に展開させるかたちで、準臨戦態勢を恒常的にとっている。
 かつて日本軍国主義による植民地支配にくみしかれ、ひきつづく東西冷戦構造のもとで南北に引き裂かれた朝鮮半島の労働者・人民はいま、米―中・露の〈新東西冷戦〉のもとで新たな朝鮮戦争の危機にたたき込まれているのである。この危機を絶対に突破するのでなければならない。米・日・韓とロシアと結託した北との軍事的応酬に反対する反戦のうねりを巻き起こそう! 米日韓の核軍事同盟の強化反対! 北朝鮮の核戦力強化・連続的なミサイル発射弾劾!
 われわれ日本の学生は、日本軍国主義の末裔である岸田政権が、「関東大震災時の朝鮮人大虐殺は記録がない」とか「徴用工問題は解決済み」とかと、植民地支配の犯罪を居直ることを許してはならない。この岸田政権が日米同盟にもとづいて、再び朝鮮半島に軍隊を送り込むことなど絶対に許されないのだ。日米共同の先制攻撃体制づくりに反対しよう。そして、南北朝鮮の労働者人民にたいして、自国の好戦的権力者による戦争政策に反対し起ちあがることを呼びかけよう!
 広島・長崎への原爆投下から78年。いま世界は、第二次世界大戦以来最大の熱核戦争勃発の危機に覆われている。〈米―中・露激突〉下の熱核戦争勃発の危機を突き破る反戦闘争に、すべての学生は起ちあがろう!

辺野古新基地建設阻止! 反戦反安保・改憲阻止の闘いを!

 10月5日、岸田政権は、沖縄・辺野古への基地建設の「設計変更申請」の「国による代執行」の提訴を強行した。沖縄全島で燃え広がる労働者・人民の「基地建設阻止」の闘いを、「設計変更承認」を拒否する玉城県当局の抵抗もろともおしつぶそうとしているのだ。この攻撃は、日米軍事同盟にもとづいて、台湾の目と鼻の先にある沖縄を米・日両軍の軍事要塞として強化する攻撃であると同時に、労働者・人民から民主主義的諸権利を奪いさる「緊急事態条項」の創設の先取りでもある。辺野古基地建設阻止の闘いを、〈反安保〉〈反ファシズム〉の旗幟鮮明に闘おう!
 同じ10月5日、訪米した防衛相・木原は、米国防長官オースティンとの間で、射程1600qの米製巡航ミサイル「トマホーク」を当初の計画から1年前倒しして25年度から自衛隊に配備すると決定した。敵国を先制攻撃する体制を一刻も早く構築せんとする日米両権力者の策動を断じて許すな! 史上最大の8兆円もの軍事費を投入しての大軍拡に断固として反対しよう!
 日本共産党の志位指導部は、岸田政権の大軍拡の攻撃にたいして、「アメリカが日本を守るとしても核兵器だけは使ってほしくない」という「安保条約を肯定する人」も含めて「岸田政権の大軍拡反対」の一点での「国民運動」をつくりだす、という方針をうちだしている。彼らの「大軍拡反対」の方針からは、「日米軍事同盟反対」が完全に抜きさられているのだ。
 だが、いま「反安保」を投げ捨てるほど無力で犯罪的なことはない。岸田政権がおしすすめる辺野古基地建設をはじめとする全土の基地強化や先制攻撃体制の構築の策動は、アメリカに安保の鎖につながれた「属国」日本が、中国・北朝鮮に対する先制攻撃にかりだされることを意味する。しかもいま、日本と韓・豪・英などの権力者とのあいだでは、条約上の根拠もなく・一片の取り決めで、基地の「共同使用」や両国軍の共同作戦行動の実施が次々と決定されている。これこそは、日米軍事同盟の新たな、グローバルな強化の攻撃以外のなにものでもない。まさにそれゆえにわれわれは、辺野古基地建設や先制攻撃体制構築に反対する反戦反基地の闘いを、〈日米軍事同盟の対中国グローバル同盟としての強化反対〉〈アジア太平洋版NATOの構築反対〉の旗幟鮮明に闘うのでなければならないのだ。同時に、ネオ・スターリン主義中国の威嚇的な軍事行動や核軍拡にも反対しよう!
 10月20日開会の臨時国会において、岸田自民党政権は、国民民主党を――日本維新の会とともに――深々と改憲勢力に抱き込みながら、憲法審査会において改憲条文案を策定しようとしている。憲法審査会の開催・改憲条文案策定を阻止しよう!
 「戦力不保持」「交戦権の否認」を謳う憲法第九条の破棄を許すな! 緊急事態条項の創設反対!
 首相・内閣に国会を経ずに政令を発するという絶大な権限を付与する緊急事態条項の創設――それは、「戦争する国」にふさわしく政府が強大な権限を握り、労働者・人民からあらゆる民主的諸権利を奪いさり、「反政府的」な運動を破壊することを狙ったものだ。このネオ・ファシズム憲法の制定を絶対に許してはならない! 改憲阻止の闘いを、〈反安保〉〈反ファシズム〉の旗高く闘おう!
 愛知大学当局が自治会役員三名にたいして強行した「退学処分」を徹底的に弾劾しよう! 愛大当局は退学処分を直ちに撤回せよ!
 「反戦デモへの参加」を理由に自治会役員を退学処分にするというこの愛大当局の暴挙は、軍事技術開発・イノベーションの拠点へと大学をつくりかえてゆくために「反政府的」とみなした学生や教員を学園から一掃することを企む岸田政権のもとで、日本の大学が「暗黒化」しつつあることを示すものにほかならない。岸田政権による〈戦争とファシズム〉への突進を、木っ端微塵に打ち砕け! 大学のネオ・ファシズム的再編に反対しよう!

ロシアのウクライナ侵略反対!

 われわれは、「ウクライナ反戦」の闘いを放棄する日本共産党中央、そして「ロシアよりもNATOが悪い」などとプーチンを擁護する自称「左翼」を弾劾し、ロシアによるウクライナ侵略を打ち砕く反戦の闘いを断固として推進しよう。
 いまアメリカや欧州諸国において、「ウクライナ支援」を打ち切ったり・縮小したりする蠢きが強まっている。この趨勢をみたプーチンは、各国からのウクライナへの軍事支援が打ち切られるのを待ちながら、ウクライナの軍と人民を疲弊させることを企んでいる。プーチンの放った侵略軍は、ウクライナ軍への兵站・補給を支えるウクライナ諸都市にたいして、人民が兵士を追悼するために集まったその場所にさえもミサイルを無差別に撃ち込んでいるのだ。ロシア侵略軍による人民虐殺を弾劾しよう! 厳冬期を前にしてウクライナ諸都市のエネルギー関連施設を徹底的に破壊し、あまつさえ新たに占領地からウクライナ人民をロシア兵として徴兵し「同胞殺し」に駆りだすというプーチンの蛮行を許してはならない! 「ロシアの領土が攻撃されたら核兵器で反撃する」などというプーチンの核恫喝を許すな!
 ロシアの領土にウクライナを組み込むために、これに抵抗するウクライナという国家も民族も抹殺せんとするプーチン、この現代のヒトラーにしてスターリンの末裔たる〈プーチンの戦争〉を打ち砕こう!
 
 反戦反安保・改憲阻止の闘い、労働者・学生への貧困の強制に反対する闘い、原発・核開発反対闘争などを集約し、岸田日本型ネオ・ファシズム政権の打倒をめざしてたたかおう! 国会・首相官邸・米大使館を包囲する10・15労学統一行動に結集しようではありませんか! (2023年10月11日)

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